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NETGEAR製品導入事例

スマートレジ、IoTデバイスなど“スマートな店づくり”を支える安定したビジネス向けWi-Fi環境を整える

フィットネスアパレル「LÝFT」旗艦店が「Orbi Pro WiFi 6」導入

2021年10月08日 08時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp 写真● 平原克彦

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 「ストアとしてオープンする1カ月ほど前からここをオフィスとして使い始めたのですが、施工業者が導入したWi-Fiルーターがパワー不足で、ネットワークが頻繁に切れるなど仕事にならない状況でした。これはまずいと思い、ネットギアに相談したのです」

 フィジーク(バランスの良い身体造形を競うボディコンテスト)の現役プロ選手であるエドワード加藤氏がCEOとして率いるフィットネスライフスタイルブランド「LÝFT(リフト)」。今年7月、そのフラッグシップストア「LÝFT OMOTESANDO HARAJUKU STORE」が東京・原宿の表参道キャットストリートにオープンした。

 1Fにストア、2Fにオフィスを構えるこの建物全体のネットワーク接続をカバーするのが、Wi-Fi 6メッシュ接続に対応したネットギアの「Orbi Pro WiFi 6」だ。ストアマネージャーを務める大場翔太氏に、LÝFTやストアの特徴、そしてなぜOrbi Pro WiFi 6を採用したのかについて聞いた。

LÝFT アカウントディレクター/ストアマネージャーの大場翔太氏。「LÝFT OMOTESANDO HARAJUKU STORE」にて

「LÝFT」ブランドを体験できるスマートなストアをつくる

 2018年設立のLÝFTは、フィジーク選手であり、フィットネスインフルエンサーとしても多くのフォロワーを持つエドワード加藤氏が中心となって立ち上げたアパレルブランドだ。ワークアウト用のトレーニングウェアや日常でも着られるジムウェアといったアパレルアイテムのほか、オリジナルのプロテインやフィットネスグッズなどを企画、販売している。

 オンラインのD2Cビジネスで成長してきたLÝFTが、初めてのフラッグシップストアとしてオープンしたのがLÝFT OMOTESANDO HARAJUKU STOREだ。このストアではLÝFTのアパレルやグッズを中心として、パートナー企業のフィットネス関連アイテム(フィットネスマシンやリカバリー機器)なども展示している。大場氏は「表参道、原宿エリアは人が集まるだけでなく、フィットネスジムも多いエリアです。お客様が実際に製品を手に取り『体験』いただけるストアにしたいと考えました」と話す。

 さらに、ストアづくりにおいてはITを活用した「スマートさ」も意識したという。たとえばストア内のレジにはクラウドレジのサービスを利用しており、Wi-Fi接続したiPadから決済ができる。これならば固定のレジカウンターを設ける必要がなく、ストア内のレイアウトを柔軟に変更できる。また、店舗内にBGMを流すスピーカーや監視カメラもWi-Fi接続されており、これらもiPadから操作できるようにしている。

「LÝFT OMOTESANDO HARAJUKU STORE」。LÝFTの最新ウェアに加えて、オリジナルのプロテイン「LÝFT NUTRITION PROTEIN」の自動販売機も設置されている

 ストアの上階、建物の2FはLÝFTのオフィスとなっており、ここでほとんどの業務が行われているという。新しい商品の企画やデザインから工場への発注、出来上がった商品の顧客への出荷処理、あるいはインスタグラムに掲載する写真素材やWebサイトの制作といった業務だ。

 「そもそもWebサイトやここ(ストア)に並んでいるアパレルアイテムの大半は、数週間ほどの短いサイクルでどんどん入れ替わります。そのためオフィスでは常に、新しいアイテムの企画やデザイン、発注、広告素材の準備といった業務を行っています」

「仕事にならない」Wi-Fiの問題、すぐに導入できるOrbi Proに行き着く

 7月にストアがオープンする1カ月ほど前から、LÝFTでは2Fのオフィス利用を始めた。そこですぐに直面した問題が、冒頭の大場氏コメントにもあった「Wi-Fiのパワー不足」だ。施工業者が設置したWi-Fiルーターは家庭向けのモデルで、同時接続台数のキャパシティが少なく、Wi-Fiの電波干渉にも弱かった。

 「施工業者は(Wi-Fiルーター)2台構成で1Fと2Fをカバーすると説明していたのですが、いざオフィス業務を始めてみると、PC数台をつないだだけでも通信が遅く、接続も頻繁に切れてしまい仕事にならないような状況でした」

 LÝFTのオフィスにはPCが6台あり、プリンタやApple TVなどもWi-Fi接続されている。そのほか、前述したレジ用iPadやスピーカー、監視カメラなども合わせて15~20台ほど、商用で来客するゲストのPCも合わせると30台程度が同時接続することになる。Wi-Fi接続が頻繁に切れるならば、レジが使えない、BGMが途切れるなど、オフィス業務だけでなくストア運営にも大きな支障が出る。

 また、業務で扱うデータの容量が大きい点も課題だった。新しいアイテムのデザインや広告素材の写真は「Googleドライブ」経由で社内外と共有している。製造発注先の工場にもクラウド経由でデザインデータを送ることになっており、アップロードが遅ければ仕事をスムーズに進めることができない。

 ストアがオープンする前に、この非常にまずい状況をなんとかしなければならない。そこで大場氏はOrbi Pro WiFi 6を導入することに決めた。

 「ビジネス向けのハイスペックなWi-Fi環境が必要だったわけですが、ふつうのオフィス向け無線LAN製品だと、業者による設置工事や設定作業が必須になりますよね。そこまで大がかりなことをしている時間的な余裕もなく、自分で簡単に設定できそうな製品を探しているうちに、Orbi Proにたどり着きました」

安定した業務ネットワークが実現、店舗のスマートな進化にも使える

 LÝFT OMOTESANDO HARAJUKU STOREでは、Orbi Pro WiFi 6を3台構成(ルーター1台+サテライト2台)で導入している。Orbiシリーズではルーター~サテライト間を無線で接続(メッシュ接続)できるが、より安定した通信ができるようにあえて有線接続にしてある。

Orbi Pro WiFi 6のルーター/サテライトは見通しの良い高い場所に設置している

 Orbi Proの設定は大場氏自身で行った。「Orbiが届く前はルーターとサテライトとの接続設定が面倒かもしれないと思っていましたが、実際には非常に簡単でした」と語る。もちろんストアのオープンにも間に合った。そしてOrbi Proの導入後は、まったくストレスのない、安定したWi-Fi環境が使えているという。

 「Orbi Proはバツグンですね。以前のWi-Fi環境のようにプチプチ切れるようなことはなくなり、通信のスピードもかなり出ています。まだ全員のPCがWi-Fi 6対応というわけではないのですが、将来的なことも考えてWi-Fi 6を導入して良かったと思います」

 基本的な業務Wi-Fi環境が整ったので、今後はまずIoTデバイス用のネットワークを切り分けるところから始めたいという。Orbi Pro WiFi 6では最大4つのSSIDを設定し、業務PC用、IoTデバイス用、ゲスト用などとネットワークを切り分けることができる。それぞれの帯域幅(割合)を制限することも可能だ。

 「現在はすべて同じSSIDに接続しているので、AirPlayを使ってBGMを流しているスピーカーにうっかり別のPCが接続してしまうということも起こりかねません。なので、まずはこれを切り分けたいと思っています。忙しくてなかなか手をつけられていないのですが……(笑)」

 今後もスマートなストアづくりは意識していきたいという。たとえば照明にもIoTを取り入れて、時間帯ごとにお店の雰囲気を変える――といったアイディアはあるそうだ。また、キャプティブポータル機能を活用した来店客向けのゲストWi-Fi提供も考えているという。現在はコロナ禍で落ち着いているが、将来的に海外からの観光客が訪れる際にはゲストWi-Fiがあると喜ばれるだろう。

 “体験できるストア”というLÝFT OMOTESANDO HARAJUKU STOREのコンセプトに基づいて、ストア内でのトークイベントなども考えていきたいと大場氏は語った。店舗を発信源として新たなアクションを起こしていくうえでも、Orbi ProによるWi-Fi環境は役立ちそうだ。

 「こちらのストアもそうですが、POSシステム、在庫管理システムといった店舗システムはどんどんスマート化、クラウド化され、それらにタブレットやPCからアクセスするのがふつうになってきています。これからのお店には、安定かつ高速なWi-Fi環境が必須と言えるのではないでしょうか」

(提供:ネットギア)

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