大日本印刷は9月15日より、引越しの際に必要な行政機関や民間事業者への各種手続きをオンラインで一括して行なえる「DNP引越し手続き一括連携サービス ドンドンパ」の提供を開始した。
本サービスでは、金融機関・不動産・通信事業者等の登録企業(受け手事業者)の手続きのうち、ユーザーが引越し先で利用したい企業やサービス、自分の住所等の基本情報をポータルサイトに1回登録することで、各事業者が情報を共有し、ユーザーが個別にアクセスしなくても情報のやり取りが可能になる。
流れとしてはユーザーはドンドンパに新住所などの必要な情報と申請先の受け手事業者を登録し、ユーザーが登録した受け手事業者へドンドンパから情報を連携。受け手事業者が申請された手続きを実施するというもの。
また事業者には、情報の入力・確認などを行ないやすい管理用のポータルサイトを用意。個人情報保有リスクを低減するとともに、既存システムの改修や機能追加の負荷を最小限にし、安全・簡単に本サービスに参画できるとしている。
なお、ユーザーとのコミュニケーションツールとしてはLINEが提供する「LINEミニアプリ」と「LINE公式アカウント」を活用するとのこと。
価格は、受け手事業者には初期費、月額固定費、申請件数による従量課金を想定。ユーザーの利用料は無料となる。