アクロニス・ジャパンは9月9日、Acronis Cyber Protect Home Office(旧ブランド名:Acronis True Image)をリリースした。
同日にはブランド・ライセンス刷新にともなうオンライン説明会が開催。同社代表取締役社長の嘉規 邦伸氏が登壇し、本製品の説明にあたった。
本製品は、これまでのデータとシステムのバックアップソフトウェアであるAcronis True Imageから刷新された、次世代型マルウェア対策や最高水準のバックアップ、管理機能が統合されたオールインワンのツールとなっている。
今まで同社がエンタープライズ向けに提供してきた包括的なサイバープロテクションの機能とテクノロジーを、学生やITエキスパートといった個人向けに提供できるとしている。
主な機能に関しては「バックアップ&リカバリー」、「マルウェア対策とアンチウイルス」、「簡単管理」という3つをあげ、それぞれに関して説明がなされた。
バックアップ&リカバリーでは、ファイルからフルシステムまでをすべてバックアップする「フルイメージバックアップ」や2クリックでシステムをリカバリーできる「クイックリカバリー」、OutlookやOneDriveのデータ保護を可能にする「Microsoft 365 クラウドバックアップ」などの機能を搭載。
マルウェア対策とアンチウイルスに関しては、危険なウェブサイトへのアクセスを遮断する「Webフィルタリング」やあらゆるマルウェアからのシステム保護を行なう「リアルタイムプロテクション」、さらにランサムウェア感染防止と感染ファイルからの復元を回避する「ランサムウェアプロテクション」も装備されている。
また簡単管理という面においては、オールインワンの製品となるため統合管理ができるのがメリット。直感的なダッシュボードでユーザーが操作しやすくなっているほか、システム保護やステータスにかかわるメッセージを表示できるので視覚的にも使いやすくなっているという。
本製品は1年ごとのサブスクリプションモデル(5580円~/年)を採用しているが、理由については最新の脅威に対して常に最新の技術を適用して対応していく必要性があることと、乗り換えが容易で毎年新しい製品に買い換えができるという点をあげている。
なお、販売はアクロニスオンラインストアで9月9日から開始、アクロニス認定セルラーおよび店頭発売は10月15日を予定している。