ロジクールは9月7日、独自の新ワイヤレス通信技術「Logi Bolt」を搭載する法⼈向け製品群「フォービジネスシリーズ」を発表した。今回発表したのは8製品で、9月16日より順次発売する。
Logi Boltは、Bluetooth Low Energyの技術をベースにした次世代の通信プロトコル。無線接続の機器が増加し、混雑しやすくなった現代のワイヤレス環境において、よりよい互換性、高い安全性のニーズに応えるために開発されたとのこと。
米国国立標準技術研究所のコンピューターセキュリティー部門により定められた、データセキュリティーに関する規格、連邦情報処理標準(FIPS)のBluetoothセキュリティーモード1、レベル4に準拠した設計になっており、よりセキュアな通信が可能だという。そのほか、USBレシーバーによる信号送信電力の強化など、混雑時でもつながりやすい設計になっている。
ユーティリティーの「Logicool Options」を使えば、従来の「Unifying」と同様、1つのレシーバーで6台のデバイスを接続できる。接続距離も10mと変わりはない。Logi Boltは、Windows 10以降、macOS 10.14以降、Linux、Chrome OSに対応している。なお、Unifyingとの互換性はなく、Unifying対応のデバイスをLogi Boltのレシーバーに接続したり、逆にLogi Bolt対応デバイスをUnifyingレシーバーに接続したりといったことはできない。
今回、同社が発表したフォービジネスシリーズは、従来の「MXシリーズ」や「ERGOシリーズ」の製品がLogi Bolt対応となり、法人向けに展開されるもの。MX Master 3やMX Anywhere 3、MX Keys、ERGO M575、ERGO K860といった製品の末尾に「フォービジネス」と追加されたものが販売される。
MX Keys、ERGO M575のキーボード製品は、従来のコンシューマー向け製品にはなかった機能として、絵文字キーやミュート設定・解除キーが追加されている。また、コンシューマー向け製品では行なわれていなかったセット販売も実施。MX Master 3とMX Keys、MXパームレストをセットにした「MX KEYS コンボ フォービジネス」もラインアップされている。
そのほか、Logi Bolt用のUSBレシーバーの単体販売や、レシーバーをUSB Type-C端子に接続するためのアダプターも販売予定だ。各製品の発売日と参考価格は以下の通り。フォービジネスシリーズの購入相談は、同社のLogi Bolt対応製品ページより問い合わせが可能だ。
9月16日発売製品 | |
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製品名 | 参考価格 |
MX KEYS アドバンスド ワイヤレス イルミネイテッド キーボード フォービジネス | 1万5950円 |
MX KEYS コンボ フォービジネス (マウス・キーボード・パームレストのセット) |
3万800円 |
ERGO M575 ワイヤレストラックボール フォービジネス | 6820円 |
Logi Bolt ワイヤレス接続用USBレシーバー | 1210円 |
9月30日発売製品 | |
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製品名 | 参考価格 |
MX MASTER 3 アドバンスド ワイヤレス マウス フォービジネス | 1万4850円 |
MX Anywhere 3 コンパクトパフォーマンスマウス フォービジネス | 1万2540円 |
アダプター USB-C – A | 1210円 |
10月14日発売製品 | |
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製品名 | 参考価格 |
ERGO K860エルゴノミック スプリット キーボード フォービジネス | 1万7380円 |