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有効成分の発生量が旧タイプ比100倍。パナソニックが新「ナノイー X」発表

2021年09月02日 19時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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新「ナノイー X」の効果とは

8種類のカビで実証実験済み

 この改良によって、「ナノイー」に比べておよそ100倍(48兆個/秒)にまで増加したOHラジカルの生成量を実現した。具体的な効果として、同社では、スギ花粉の抑制時間と加齢臭の脱臭時間が8分の1(「ナノイー X」比)に、カビ菌の抑制時間は4分の1(「ナノイー」比)にまで短縮されると説明している(※4)。

カビを抑制させるために必要な時間が、「ナノイー」比で4分の1にまで減ったという

 さらにスギ花粉を用いた実験では、抑制時間が短くなっただけでなく、花粉の外側に付着しているアレルゲン(Cryj1)だけでなく、内部の細胞質に含まれているアレルゲン(Cryj2)まで分解する効果も認められたとする。

スギ花粉を用いた実験では、内部の細胞質に含まれているアレルゲン(Cryj2)まで分解する効果も認められたという

 新型コロナウイルスの影響もあり、“空質”や、公衆衛生に対する意識が高まっている。今回発表された新「ナノイー X」の技術を搭載する第一弾製品として、すでに9月下旬に空気清浄機「F-VXU90」が発売されることが明かされているが、今後の展開にも注目したい。

新「ナノイー X」の技術を搭載する第一弾製品、空気清浄機「F-VXU90」

※4試験室で実施したものであり、時間は実使用空間の検証とは異なる。

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