最上位モデルの約半額(またはそれ以下)で買える、アイリスオーヤマ、象印マホービン(以下、象印)、タイガー魔法瓶(以下、タイガー)、パナソニック、日立グローバルソリューションズ(以下、日立)の最新ミドルクラスを比較検証しました。炊きたてについては、期待通りの素晴らしい炊き上がり。食感の調整や使い勝手は好みに左右されます。自分に合う炊飯器を見つけてくださいね。
食感は「もちもち」ブーム
今回は圧力IHが4機種(象印、タイガー、パナソニック、日立)、圧力をかけないIHが1機種(アイリスオーヤマ)でした。圧力をかけるごはんは比較的もちもちとしていて弾力が強く、圧力をかけないごはんはふんわりとした食感となめらかな舌触りが印象的でした。
特に噛みごたえがしっかりして弾力があったのは象印とタイガーで、パナソニックは比較的やわらかめ、日立は圧力IHの中ではしゃっきりしていました。アイリスオーヤマは今までにない構造の内釜で勝負しましたが、やさしい食感で、おかずをよく引き立ててくれます。
個人的にはタイガーと日立の食感、香り、粘りのバランスが好みでした。
5製品中3製品(アイリスオーヤマ、タイガー、パナソニック)には冷凍ごはん用のモードがあり、ベタつきを抑えて炊飯します。中でも状態がよかったのはタイガーで、レンジで加熱した後もごはんがくっつかず、スッと食べられました。
12時間保温したごはんは、どれも大きな差はなく、多少乾燥してごわついてしまい、ダマになっている感じがしました。ここはフラッグシップモデルと比較すると、さすがに物足りない印象です。
ただ、変色などはなく、パサパサになっているということもありません。保温時に温度を調整したり、スチームをかけたりしながら保温しているので、一昔前の炊飯器や低価格のモデルと比較すると雲泥の差です。
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