M1 Macが空間オーディオ&ダイナミック・ヘッドトラッキングに対応
こちらはM1チップを搭載するMacに限られてしまう機能だが、AirPods MaxとAirPods ProとBluetooth接続をした時に、空間オーディオによる立体音楽体験と、顔の向きを変えても効果音があるべき位置に定位するダイナミック・ヘッドトラッキングが楽しめるようになる。
Apple TV+のオリジナルコンテンツで視聴してみた。リアルな包囲感は先行対応してきたiPhone/iPadで楽しむ空間オーディオ、ダイナミック・ヘッドトラッキングと同様に密度の濃い体験が味わえた。
こちらもまた最新iMacの24インチの大画面を活かせそうな機能だが、実は秋に正式リリースを予定するtvOS 15をインストールしたApple TV 4Kと、上記のAirPodsシリーズ2機種との組み合わせでも、やはり空間オーディオとダイナミック・ヘッドトラッキングが楽しめるようになる。リビングルームに4Kテレビ大型テレビがあれば、より高精細な映像とリアルな没入型3Dオーディオを掛け合わせたエンターテインメント体験を満喫できる。
ひとつのマウスで複数のMac/iPad間をまたいだ作業ができる
筆者のまわりにはMacとiPadを隣どうしに並べて、マルチディスプレイ環境で仕事をこなす人も多い。1台のマウスやトラックパッドを2つのデバイス間をまたいでシームレースに作業したいという方も多いはずだ。新世代のmacOSがこれを可能にする。
macOS Catalinaから搭載されている「Sidecar」の機能を使えば、MacとiPadによるデュアルディスプレイ、またはデスクトップのミラーリング表示ができる。macOS Montereyの新機能ではMacはMac、iPadはiPadの画面を開いたまま、各OS間を自由に往来しながらマルチタスクができる。2台のMacどうしをつないだ場合はマウスカーソルの移動だけでなく、データのドラッグ&ドロップも可能だ。
残念ながら筆者が7月下旬にテストしたパブリックベータでは、まだ本機能が試用できる状態になかったため、あらためてチェックしてみたい。
2台のMacを横断しながらマウス操作ができる機能は、筆者が愛用しているロジクールのワイヤレスマウス「MX Anywhere 3」などサードパーティーのメーカーが先に対応したものもある。だが、例えばこのロジクールの製品はMacとiPadの間になるとカーソルの移動ができないし、マウスの対応機種が限られる。macOS Montereyの新機能は様々なマウスやトラックパッドで使えそうなので期待が持てる。
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