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ドコモの各種サービスと自動で連携

ドコモとマネーフォワードの協業による「スマート家計簿 スマー簿」提供開始

2021年07月16日 18時00分更新

文● 久我 吉史/ASCII FinTech

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 NTTドコモは2021年7月13日、マネーフォワードと共同開発した家計簿アプリ「スマート家計簿 スマー簿(スマー簿)」を提供開始した。

 スマー簿は、「dアカウント」でログインするだけで、「dカード」や「d払い」、「dポイント」などの利用明細と自動連携し、家計簿を作成することができる。さらに、銀行口座明細や証券の運用状況、各種ポイント残高など、ドコモ以外の1500以上のサービス情報も管理可能だ。預かるデータは通信時も保管時もすべて暗号化することで安全性を高め、直感的な操作性で利用できるという。

 また、dアカウントがあれば、ドコモの回線を契約していないユーザーも利用可能としている。

 基本機能は月額料金無料。連携サービスを増やしたい場合や過去明細の閲覧期間を延長したい場合などにも対応可能な「プレミアムオプション」は月額500円で提供する。

「ドコモ経済圏」の新規ユーザー獲得とデータ利活用の公算は?

 家計簿アプリ「マネーフォワード ME」の既ユーザーではなく、ドコモ経済圏の住人でかつ、家計簿アプリの利用経験が浅い人が対象のようです。あえて「協業」としたのは、表向きには「dアカウント」による一括データ取得機能開発のためでしょう。今後の示唆として、ドコモ経済圏の利用データをAIで分析・スコアリングしたローンの提案など、金融サービスへの接続が含まれているといえます。

(コメント:ASCII FinTech記者 久我 吉史)

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