イベントには、JAXA人事部長の岩本 裕之氏、そらビの宇宙飛行士部顧問を務める第5期宇宙飛行士選抜ファイナリストの内山 崇氏、JAXA宇宙科学研究所 教授で、はやぶさ2プロジェクト プロジェクトマネジャーの津田 雄一氏も登壇。
岩本 裕之氏は、これからの宇宙に開発に必要な人材について「私は宇宙開発に30年程携わっていますが、私がこの分野にかかわり始めたとき、宇宙はすごく遠いところにある、夢の世界でした。いま、衛星データは携帯電話やナビゲーションシステムで使う身近なものになりましたし、宇宙には、常に宇宙飛行士がいる状態にもなりました。JAXAだけでなく、宇宙開発にかかわる企業も増え、プレイヤーが増えていく中で、色々な人材が必要になってきています。いま、次期の宇宙飛行士の採用に向けた話し合いをしている最中ですが、これからは、建築士や調理師など、多種多様なバックグラウンドを持った宇宙飛行士が必要になると考えています」と話した。
「あそび」のように「宇宙」を楽しみ尽くそう!
イベントの後半には、「宇宙飛行士部レッスン0(ゼロ)」として、内山 崇氏による進行のもと、“曼荼羅”に似た様式のフレームワーク「マンダラチャート」を用いて、宇宙飛行士に必要な資質を見つけ出すワークショップや、津田 雄一氏による、はやぶさ2プロジェクトにまつわる最新情報の講演のコーナーも設けられた。
そらビは「Be fun:とにかく楽しもう」「Be nice:安心・安全な場づくり」「Be welcome:ジェンダーレスで、宇宙の知識がなくても参加しやすい」の3つの基本理念を設けて活動していくという。榎本 麗美氏の話にもあったように、現代を生きる私たちが「宇宙」というテーマに触れる機会は多く、興味を持つ人も多い中で、どことなくハードルが高い印象もあり、そらビのように気軽に参加できるコミュニティーは、あまり存在していなかったように思う。
DMMオンラインサロンを通じて誰でも入会でき、月額費用も550円とリーズナブルなので、宇宙に興味を持っていた人、宇宙に関する情熱や知識を人と分かち合いたいと考えていた人は、ぜひ参加を検討してみてはいかがだろう。
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