iOSやmacOSの進化が見えた！ 「WWDC21」特集 第17回

Apple Watch「新watchOS 8」パブリックベータ、集中モードやマインドフルネス試した

watchOS 8から、Apple Watchで「持ち物を探す」「デバイスを探す」の各機能が使えるようになる

Apple Watchの「探す」アプリが便利になる

　さらにもうひとつ、watchOS 8からユーザーが所有するApple IDでサインインしているデバイスや持ち物をApple Watchの「探す」アプリから探索できるようになる。

　ふたつの「持ち物を探す」「デバイスを探す」機能はそれぞれ個別のアプリに切り分けてwatchOS 8のホーム画面に配置された。コンプリケーションとして文字盤に配置することも可能だ。

　AirTagを付けた持ち物もApple Watchの画面に表示される地図を見ながら探索できる。近づいた時にApple Watchから操作して、AirTagやAirPodsの位置を知るためにビープ音が鳴らせる。

Apple WatchからAirPods Proの音を鳴らして探してみた

　ほかにも「ホーム」アプリからHomeKitに対応するスマートホームデバイスを操作したり、「ウォレット」アプリに自宅や愛車のデジタルキーを登録して、Apple Watchをタッチして施錠・解錠ができる機能もwatchOS 8から実現される。今回それぞれを試すことができなかったが、また対応するサービスやデバイスが出てきたときに確かめて報告したいと思う。

 

筆者紹介――山本 敦
　オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

■関連サイト

• watchOS 8
• アップル