2021年7月5日、エムオーテックスは創業30周年を迎えたリブランディングを機に、俳優の妻夫木聡さんを起用した初のテレビCM放映を発表した。テレビCM発表会では、エムオーテックス代表取締役社長 宮崎 吉朗氏がリブランディングの狙いを説明。後半には妻夫木聡さんも登壇し、子猫のかつおちゃんとの共演を振り返った。
オンプレミスとクラウドの2つのLanScopeのブランドを統一へ
エムオーテックスは1990年設立で、昨年創業30周年を迎えている。オンプレミス版のIT資産管理ツール「LanScope Cat」とクラウド版のモバイルデバイス管理ツール「LanScope An」の大きく2つの製品を製品を扱っており、導入実績は15年連続でトップシェア(富士キメラ総研調べ)で、累積導入実績は2万社以上に上る。高いセキュリティ水準を求められる企業に採用されており、上場企業の4社に1社、金融機関の3社に1社で用いられているという。
今回のリブランディングは、「働き方を、平和に変える。」というコンセプトを元に、LanScope CatとLanScope Anを「LANSCOPE」に一本化するという内容になっている。
長い歴史と実績を持つIT資産管理ツールのLanScope Catはオンプレミス版のみ提供されているため、クラウド版が求められているのが現状だ。一方で、クラウド版のLanScope Anはモバイルデバイス管理ツール(MDM)のイメージが強いが、LanScope Catと同等の機能を求められるようになり、最近ではLanScope Catの機能も次々移植されている。そのため、両者をLANSCAOPEのブランドに統合し、統合型エンドポイントとしてウイルス対策(外部脅威)も、情報漏えい対策(内部不正)もこれ1本で済むようにしていくという。
また、リブランディングにあたっては、目指すべき世界として「Everybody Smile」というビジョンを新設し、それを実現するためのキーパーソンである情シス(情報システム部)に着目し、「With 情シス,More Smile」という活動コンセプトで、情シスとその先にいる従業員やその家族を笑顔にする活動を進めるという。
「平和に働く時間」を妻夫木さんと子猫のかつおちゃんが再現
こうした「With 情シス,More Smile」のコンセプトに基づく活動の第一弾が、妻夫木聡さんを起用した初のテレビCM。LANSCOPEに見守られることで、リモートワーク中に「平和に働く時間」を得られることを妻夫木さんと子猫のかつおちゃんとの共演で表現しているという。
テレビCMはリスクを探知した際に浮上するPC画面上のポップアップを猫がパンチすることで撃退する「パンチ」篇と、怪しいメールの受信をしっぽを振ることで妻夫木さんにお知らせする「パトロール」篇の2種類で、それぞれ15秒・30秒版が用意される。発表会で実際に上映されたテレビCMを見たが、セキュリティのCMとは思えないようなリラックスしたムード。縁の下の力持ちとしてLANSCOPEがセキュリティを確保した結果として、テレワークでも平和に働けるという世界観がわかりやすく描かれている。
「パンチ」篇(30秒)
「パトロール」篇(30秒)
登壇した妻夫木聡さんは、共演したかつおちゃんについて、「おとなしくて、いいこだけど、人見知り」と紹介。会場にかつおちゃんが登場すると、すっかり大きくなった姿に妻夫木さんは目を丸くする。昨年はドラマで獣医役をつとめた妻夫木さんは、動物にも慣れており、テレビCMの撮影もかつおと遊びに行ったみたいだったという。「(撮影が)深夜まで行くかと思ったら、(かつおちゃんが)いいパンチを出してくれた」とスムーズに進んだ撮影の様子を振り返った。
パンチ篇は2021年7月6日より、パトロール篇は9月より、関東ローカルで放映される。