阪神高速技術、テクノ阪神、大日本印刷(DNP)は6月30日、DNPが開発した小型照明装置を使用して、高速道路の工事や規制についてドライバーにわかりやすく知らせる新たな技術を開発したと発表した。
本技術は、従前の予告看板に加えて車線変更を促す矢印を路面に照射するもの。DNPの小型照明装置を利用して3社が新たに開発した路面への投射技術を用いている。ドライバーに向けて、より直感的に早めの車線変更を案内できるようになり、特に夜間に走行するドライバーと規制工事従事者の安全の向上が期待できるとする。
小型照明装置は省電力なバッテリーで駆動できるため、常設電源からの給電が不要となり、設置位置の制約を受けないという特長を持つ。今回使用する照明装置は小型・軽量かつ高輝度のため、空間的な制約がある高速道路上でも効果的な表示が可能としている。
3社は今後も共同で、関係機関の協力のもと、高速道路本線上での試験運用などの必要な確認を実施し、規制工事での導入に向けた取り組みを進める予定。