とてもシンプルで使い勝手がいい1台、オンライン会議などに便利なプライバシーシャッター付きウェブカメラも

最新Core i7とIris Xe採用でテレワークもバッチリ、薄型かつ光学式ドライブ内蔵の15.6型ノートPC<Lenovo IdeaPad L360i>

文●林 佑樹(@necamax) 編集●八尋/ASCII

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映り込みの少ないノングレア液晶で作業しやすい
オンライン会議に便利なプライバシーシャッター付きのウェブカメラ

ノングレアのフルHDディスプレー

 <Lenovo IdeaPad L360i>のディスプレーは先述のとおり15.6型で、解像度は1920×1080ドット。加えて光源などの写りこみが少ないノングレアパネルを採用しており、作業性を重視している。

ディスプレーは文字や資料などの見やすさを重視しているように感じた

 テレワークやオンライン会議をともなうビジネススタイルを考えると、ノングレアパネルなのはありがたい。また、テレワーク向きの機能として、ディスプレー上部にあるWebカメラは物理的に隠す「プライバシーシャッター」も備えている。

「プライバシーシャッター」を備えたウェブカメラ

 インターフェースをみていくと、左側に集中しており、USB 3.0×2、USB 3.0 Type-C、HDMI出力(フルサイズ)、有線LAN端子、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャックがある。複数の周辺機器を接続しても両サイドからケーブルが伸びてごちゃごちゃしない、扱いやすいレイアウト構成だと感じる。また、Wi-Fi 6とBluetooth 5にも準拠している。

インターフェースは左側面に集中している

本体前側の両側面にスピーカー用の穴がある

 Bluetoothマウスを使用する場合は、USBポートが余るため、より多くの周辺機器を取り付けておけるほか、HDMI出力もあるので、別途外付けディスプレーに出力して作業できる。HDMI出力はノートパソコンでもおなじみだが、まれにminiHDMIであることもたまにあり、フルサイズである点は、対応ケーブルや変換アダプターなどの追加購入をしなくてもいいので、使い勝手のよさにつながる。またプロジェクターに接続する場合にも都合がいい。

 さらに、光学式ドライブとしてDVDスーパーマルチドライブを内蔵。息抜きにDVDでの映画鑑賞や音楽を取り込む際にドライブがあるととても便利。最近では15.6型でも光学式ドライブを採用するモデルは少なくなってきているので、<Lenovo IdeaPad L360i>の魅力の1つといえるだろう。

テンキー付きのキーボード。レイアウトもほとんどスタンダードで使いやすい

 キーボードはテンキー付きのほぼフルサイズとなっている。ほとんどのキーはフルサイズとなっているが、エンターキー周辺の一部のキーの幅は狭くコンパクトサイズになっているほか、テンキーも同様に横幅狭めのデザイン。テンキー使用率が高い場合は、好みが分かれる部分になるだろう。

 ただ打鍵感については、使用開始直後でも慣れやすい部類に入るため、問題に感じる部分はとくにない。手癖の問題でエンターキーを押してしまう可能性もあるが、これもテンキーのエンターキーが比較的大型であり、キーアサインの変更などで回避できる。なお、マイナスキー上部に電源キーがあるが、短く1回押しただけでは動作しなかったので、不意に押してしまってスリープすることがなかったのも好印象だった。

 <Lenovo IdeaPad L360i>のスペックを見ていこう。今回試用したのは、上位機種である<IdeaPad L360i 82HL001AJP>。CPUは「Core i7-1165G7」(4コア/8スレッド、キャッシュ12MB)で、内蔵GPUはゲームやグラフィックス性能を必要とするアプリケーションにも強いとアピールされている「Iris Xe」を搭載している。メモリーは8GB、ストレージは512GB SSDだが、マニュアルを見ると自力での増設にも対応している。当然ながら保証対象外となってしまうため注意が必要だ。