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iPhoneのスゴワザ! 第212回

iOS 14.6以上のiPhoneでロスレスオーディオを再生する方法

2021年06月16日 10時00分更新

文● 金子麟太郎 編集●ASCII

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 iOS 14.6以上のiPhoneでロスレスオーディオの再生が可能になりました。

 ロスレスとはALAC(Apple Lossless Audio Codec)で圧縮したデータを Apple Music で配信し、そのデータをユーザー側の対応端末が展開することで、これまで以上に高音質で聴けるというもの。しかもApple Music (学生は月額480円、個人は月額980円、ファミリープランは月額1480円)のユーザーであれば、追加料金不要で楽しめるというのがメリットです。

 ロスレスオーディオの対応OSは、iOS/iPadOS 14.6以上、macOS 11.4以上。初期設定も必要で手順は次の通り。「設定」→「ミュージック」→「オーディオの質」の順に操作し、最後に「ロスレスオーティオ」という項目右側のボタンをタップします。

 「モバイル通信ストリーミング」という項目をタップすると、どの品質でストリーミングするのかを選択できます。

 3分間の楽曲を聴く場合のデータ使用量は次の通り。

  • 高効率(HE-AAC):約1.5MB
  • 高音質(AAC 256kbps):約6MB
  • ロスレス(48kHz/24bit):約36MB
  • ハイレゾロスレス(192kHz/24bit):約145MB

 ちなみにハイレゾロスレス(最大192kHz/24bit)を選んだ場合は、別途 USB DAコンバータ(DAC)などの外部装置を用意しなければ再生できません。

 「オーディオの品質」の「ダウンロード」という項目には、10GBの空き領域で保存可能な曲数が記載されています。具体的には高音質では3000曲、ロスレスでは1000曲、ハイレゾロスレスでは200曲となっています。

 対応楽曲数は7500万曲以上。対応楽曲は「検索」→「空間オーディオ」の順に進み、各アーティストやアルバムを見れば確認でき、対応楽曲には「ロスレス」のアイコンが表示されます。

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筆者紹介:金子 麟太郎

 

 14歳の頃から、パソコンやタブレットで作曲する。CD制作にも取り組むうちに、機械にも興味を持ち、2016年(20歳)からITに関連する企業を取材し、記事を執筆する活動を始める。

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