iOS 14.6以上のiPhoneでロスレスオーディオの再生が可能になりました。
ロスレスとはALAC(Apple Lossless Audio Codec)で圧縮したデータを Apple Music で配信し、そのデータをユーザー側の対応端末が展開することで、これまで以上に高音質で聴けるというもの。しかもApple Music (学生は月額480円、個人は月額980円、ファミリープランは月額1480円)のユーザーであれば、追加料金不要で楽しめるというのがメリットです。
ロスレスオーディオの対応OSは、iOS/iPadOS 14.6以上、macOS 11.4以上。初期設定も必要で手順は次の通り。「設定」→「ミュージック」→「オーディオの質」の順に操作し、最後に「ロスレスオーティオ」という項目右側のボタンをタップします。
「モバイル通信ストリーミング」という項目をタップすると、どの品質でストリーミングするのかを選択できます。
3分間の楽曲を聴く場合のデータ使用量は次の通り。
- 高効率(HE-AAC):約1.5MB
- 高音質(AAC 256kbps):約6MB
- ロスレス(48kHz/24bit):約36MB
- ハイレゾロスレス(192kHz/24bit):約145MB
ちなみにハイレゾロスレス(最大192kHz/24bit)を選んだ場合は、別途 USB DAコンバータ(DAC)などの外部装置を用意しなければ再生できません。
「オーディオの品質」の「ダウンロード」という項目には、10GBの空き領域で保存可能な曲数が記載されています。具体的には高音質では3000曲、ロスレスでは1000曲、ハイレゾロスレスでは200曲となっています。
対応楽曲数は7500万曲以上。対応楽曲は「検索」→「空間オーディオ」の順に進み、各アーティストやアルバムを見れば確認でき、対応楽曲には「ロスレス」のアイコンが表示されます。
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