KDDIは6月1日、フードデリバリー事業を展開するmenuと資本業務提携を開始した。KDDIは本提携により、menuが発行する株式の一部を取得し、持分法適用関連会社化した。
日本におけるフードデリバリー市場は、新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛の影響を受けてニーズが高まっており、今後も拡大が見込まれている。menuは、親会社であるレアゾン・ホールディングスのグループ会社として設立され、フードデリバリー・テイクアウトアプリ「menu」を通じて、飲食店と配達員のマッチングを行なうフードデリバリー事業を展開している。2020年4月の提供開始から1年間で47都道府県にサービス展開し、国内およそ6万店舗の加盟店舗数を実現するなど事業を拡大している。
本提携により、au PAY会員に対して「au PAY アプリ」のミニアプリへのmenuの追加や、7月中旬よりmenuアプリのオンライン上の支払い方法としてau PAYに対応するなど、新たな価値創出に取り組む。
さらに、auスマートパスとの連携によるmenuの注文率向上や、加盟店開拓のサポートによりmenuの事業成長を支援していく。今後、両社はIDの連携により、自宅や外出先など状況に合わせたレストラン情報の案内といったデータマーケティング施策を実施する予定。
本提携を記念して、6月2日から、auスマートパスプレミアム会員を対象にmenuの利用料金が最大4000円割引となるキャンペーンを実施する。また、menuのau PAY対応に合わせて、au PAYの支払いでPontaポイントが還元されるキャンペーンを実施する予定。