14cmファン搭載の「Noctua NH-U14S」を採用、空冷でもバッチリ冷却
Core i9-11900KをNoctua大型空冷クーラーでガッツリ冷やす! RTX 3080で4Kでもしっかり遊べるゲーミングPC「G-Master Spear Z590」
2021年05月25日 11時00分更新
インテルの第11世代Coreプロセッサー(開発コードネーム:Rocket Lake-S)は、IPCの向上やPCI-Express 4.0への対応を実現しており、パワフルなパフォーマンスを発揮できるのが特徴となっている。最近ではインテルがよりゲームにおけるパフォーマンスに力を入れているだけあって、超快適にゲームで遊びたいのであれば、Rocket Lake-Sは要注目なCPUとなるだろう。
しかし、パワフルな反面気になるのが熱。とくにハイエンドモデルの「Core i9-11900K」を搭載したBTOパソコンは、標準で水冷CPUクーラーを採用しているモデルがほとんど。これは、水冷CPUクーラーのほうが空冷と比べて冷却効率が高いという判断からだろう。
とはいえ、個人的には水冷より空冷の方をチョイスしたいという思いもある。なぜなら、Core i9-11900Kを搭載しているようなハイエンドマシンを購入するとなると、より長期的な運用を視野に入れたいからだ。空冷CPUクーラーは、水冷と比べるとメンテナンスも楽なうえに、万が一調子が悪くなってきても、比較的簡単に取り換えることができる。
Core i9-11900Kが搭載できて、空冷CPUクーラーを採用しているBTOパソコンははたしてあるのか。色々探しているうちに、これなら空冷でもCore i9-11900Kをしっかり冷やしてくれそう! と思えるマシンがみつかった。それは、サイコムのゲーミングデスクトップパソコン「G-Master Spear Z590」だ。
G-Master Spear Z590は、標準だとCPUはCore i7-11700Kだが、BTOでCore i9-11900Kへのアップグレードが可能。加えて、大型の14cmファン採用空冷CPUクーラー「Noctua NH-U14S」が選択できるのも、大きなポイントとなる。
今回、実際にG-Master Spear Z590にCore i9-11900KとNoctua NH-U14Sを採用したモデルを借りることができたので、どれくらい快適にゲームが遊べるかや、気になるCPUの温度などをチェックしてみた。なお、GPUは標準ではGeForce RTX 3060となるが、CPUのグレードに合わせてGeForce RTX 3080を採用している。
G-Master Spear Z590のスペック | ||
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標準スペック | 試用機のスペック | |
CPU | Core i7-11700K | Core i9-11900K |
CPUクーラー | CoolerMaster Hyper 212EVO V2 RR-2V2E-18PK-R1 | Noctua NH-U14S |
グラフィックス | GeForce RTX3060 12GB ASUS製DUAL-RTX3060 | GeForce RTX3080 10GB ASUS製TUF-RTX3080-10G-GAMING |
メモリー | 16GB | |
ストレージ | 512GB SSD(Intel SSD 660p Series) | |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | |
PCケース | CoolerMaster CM694 | |
電源 | SilverStone SST-ST75F-GS V3 (750W/80PLUS Gold) | |
OS | Windows 10 Home(64bbit) | |
価格(5月24日現在) | 23万2820円 | 37万5730円 |