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Apple M1搭載で大幅性能アップの「iPad Pro」&カラフル7色「iMac」特集 第26回

【レビュー】新iMacはM1搭載MacBook Proと同等の性能、選択のポイントはデザインと用途

2021年05月18日 22時00分更新

文● 西田 宗千佳 編集●飯島 恵里子/ASCII

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意外なほど良好だった「音質」

 ディスプレーの品質は上々だ。液晶だと考えると、解像感も発色もいい。多少視野角が狭く、近づいて見すぎると画面端の色が変わって見えるが、まあそれは、普通の使い方をすれば問題にはならない。

 それ以上に感心したのは音質だ。

 スピーカーはフロントグリル部の正面にあるのではなく、下向きについて机で音が反射して聞こえる構造になっている。だが、ちゃんと音は正面から聞こえるので問題ない。Dolby Atmos対応の映画などでは、ちゃんと立体的に音が聞こえる「空間オーディオ」対応だ。

 ただ、空間オーディオの効果はディスプレーからの距離でかなり変わる。椅子に座り、ガッツリもたれかかってしまうと効果が薄れるほどだ。画面から90cm以内くらい、すなわち「普通にiMacで作業する距離」で聴くのが最適、ということになる。

 音楽についても良好。どちらかというと、音を部屋に広げて聴くような、BGM的な聴き方に向く印象を受けた。

 カメラの性能も上がっている。iPhoneのインカメラのように高画質、とまでは言わないが暗所での見えやすさや画角の広さが変わった。ビデオ会議はかなりやりやすくなったように思う。これは、今とこれからのニーズを考えれば重要な点だ。

MacBook Proのカメラで撮影。あえて暗めの場所で撮っているので、解像度以外でも色々画質的に難点が

iMacでの撮影。明るくなり、画角もグッと広くなった。ビデオ会議ではより使いやすい

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