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final、日本初上陸の米国FiR Audio製IEM「FIVE×FIVE」を限定販売

2021年04月29日 11時00分更新

文● ASCII

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 finalは、アメリカのオーディオブランド「FiR Audio」(ファーオーディオ)のIEM「FIVE×FIVE」(ファイブ バイ ファイブ)を4月29日に発売する。フジヤエービック Part3の独占販売で、国内限定50セット。販売価格は12万8000円。

 FiR Audioは、ボグダン・ベロノジコ氏が創業者。2010年に家族経営でIEMメーカーをを立ち上げ、チューブを接続せずに音導管内にダイレクトにドライバーを配置する技術や、耳道内の圧力を調節する排圧機構など、最先端のIEM設計技術を次々と開発したという。これらの最新技術をより多くのユーザーに届けるべく、2018年にFiR Audioを設立した。

 FIVE×FIVEは、FiR Audioのフラッグシップ「Mシリーズ」が搭載する最新テクノロジーを、カジュアルに楽しめる製品として開発した限定生産モデル。フェイスプレートにブランドマークの「ウサギ」をモチーフにしたキャラクター「Firry」(フィリー)をデザインしている。

 バランスド・アーマチュア型ドライバー4基(Mid×2/High×1/Ultra High×1)+ダイナミックドライバー基のハイブリッド構成。Mシリーズが搭載するDAA(Direct Aperture Acoustic)技術とATOM(Air Transferring Open Module)機構の全てを盛り込んでいる。

 DDA技術に含まれるダイレクトボア機構は、BA型ドライバーを音道管に直接配置し、鼓膜との距離を短くし、高域のロスを最小限にとどめるもの。歪み感が抑制され、伸びやかな高域の再現が可能だとする。同じく、タクタルベース機構は低域用のダイナミックドライバーを、イヤホンの筐体全体に響かせるように配置するものだ。

 ATOM機構は、筐体内部(ドライバー前方)の圧力を外へ逃がし、鼓膜にかかる過度な圧力を調整する機構。メリハリのある力強いサウンドでありながら、サウンドステージは広く、また聴き疲れしにくい音質につながるという。

 FIVE×FIVEのシェルは航空機グレードのアルミニウム合金を切削したもので、耐食性と強度に優れる。フェイスプレートには樹脂でありながら金属にも迫る高い強度と耐衝撃性を持つ、特殊樹脂(デュポン社のDelrin)を使用している。

付属のMMCX/2.5mm4極ケーブル

  日本で販売される初のFiR Audio製品であることを記念して、付属のMMCX/2.5mmケーブルに加えて、finalのシルバーコートケーブル(MMCX/3.5mm)をセットにしている。

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