専用ページ「SUBARU BRZ PROTOTYPEスペシャルサイト」もオープン
SUBARU、新型「SUBARU BRZ」(日本仕様)を公開
2021年04月05日 17時50分更新
SUBARUは4月5日、新型「SUBARU BRZ」(日本仕様)を公開。あわせて、専用ページ「SUBARU BRZ PROTOTYPEスペシャルサイト」もオープンした。
SUBARU BRZは、水平対向エンジンを搭載したFRレイアウト(フロントにエンジンを搭載した後輪駆動方式)のピュアスポーツカー。2012年に発売した初代モデルは「低重心」「軽量」「コンパクト」という特長を持つ水平対向エンジンを低い位置に搭載し、低重心による優れたハンドリング性能を実現した。
今回公開した新型SUBARU BRZは、トヨタの「GR 86」とともに両社が共同開発したもの。クルマのベースを共有しながらも、それぞれの個性を引き伸ばす異なる走りの味を持たせることに注力し、新型SUBARU BRZでは「誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー」を実現したという。
エンジンには、初代モデルから排気量を拡大した新型2.4L水平対向4気筒エンジンを採用し、徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によってトルクを向上させた。レスポンスも早く、滑らかに高回転まで吹け上がるスポーツカーらしいフィーリングとともに、力強い加速が可能だとうたう。また、AT搭載車では、クルマがスポーツ走行中と判断した際にはドライバーの操作などに応じて自動で最適なシフト操作をするなど、SPORTモードの制御を進化させた。
ボディーは、スバルグローバルプラットフォームの開発から得たノウハウを取り入れ再構築した。インナーフレーム構造や構造用接着剤なども採用し、初代モデルと比較してフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%向上させた。これにより、ステアリング操作への応答性や旋回時のトラクション性能を高めた。
ルーフ、フード、フロントフェンダーの素材には軽量なアルミを採用し、エンジン出力や安全性の向上にともなう重量増を抑制すると同時に、前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を図り、運動性能を向上させたとのこと。また、18インチアルミホイール装着車には、215/40R18 ミシュラン パイロットスポーツ4タイヤを採用し、優れたコントロール性能と応答性能を実現した。
そのほかAT車は、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールなどの機能を備える運転支援システム「アイサイト」を標準装備する。また、高張力鋼板の採用拡大などによりボディーを強化するとともに、各種エアバッグをはじめとする乗員保護システムを強化し、衝突安全性能も高めた。
車内には、水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーを備え、広い視界を確保。7型TFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターも搭載し、日常の運転からスポーツ走行時まで、あらゆる状況下で直感的に情報を把握できる仕様とした。
本体デザインは、より低く、よりワイドに設置したヘキサゴングリルで低重心を主張するとともに、グリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形で、体幹の力強さを表現したそう。また、サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方に配置したエアアウトレットなど、スポーツカーとしての性能を最大限に引き出す機能性を持ち合わせた空力アイテムを多数採用したのも特徴だ。
新型SUBARU BRZ(日本仕様)の主な諸元(開発目標値)は以下のとおり。