さくらインターネットは4月1日、「さくらのクラウド」において、オープンベータ版として提供していた「オブジェクトストレージ」の正式サービス化を発表し、同日から提供を開始した。
オブジェクトストレージは、リーズナブルな料金で利用できる分散型クラウドストレージサービスで、Amazon S3との高い互換性を持つAPIや、マルチアップロードによる効率的なデータ転送への対応などの特徴を備える。なお、オープンベータ版提供時と機能・仕様の変更はない。
機能強化も予定しており、4月中にはCDNサービス「ウェブアクセラレータ」において、オブジェクトストレージをコンテンツのオリジンサーバーとして利用できる機能を提供予定だという。
基本料金は月額495円。ストレージ容量は100GiB、転送量は10GiB、リクエスト数/オブジェクト数は10万。基本料金を超過した分は従量課金となり、ストレージ容量は10GiBごとに49.5円、転送量は10GiBごとに88円、リクエスト数は10万ごとに55円、オブジェクト数は1万ごとに11円がかかる。
オープンベータ提供期間中に利用していたユーザーは、4月1日以降の利用分については自動的に正式版として有料課金が開始されるので注意してほしい。