ああ〜、これだからシャープは……(褒め言葉)。
シャープは3月25日、「ヘルシオ ホットクック KN-HW10E」をベースにした、ゲーム「THE IDOLM@STER(アイドルマスター)」とのコラボレーションモデル「ヘルシオ ホットクック カスタマイズサービス<THE IDOLM@STER Ver.>」の受注を開始しました。「765PRO ALLSTARS」のアイドルたちが挨拶したり、メニューをおすすめしてくれます。上ぶた部分にはアイマス専用モチーフのプリント入り。価格は765に引っかけて76500円(税込み8万4150円)です。
●アイドルたちがごあいさつ
本体をWi-Fiからインターネットにつなぐことで、765PRO ALLSTARSのアイドル合計13人の音声が利用中に聴けます。音声のバリエーションは「あいさつ」「メニューのレコメンド」「調理後の一言」の3種類。誰がしゃべるかはランダムです。
まずはあいさつ。朝昼晩の3回、765PRO ALLSTARSのアイドルが専用あいさつをしてお料理タイムを応援します。3月25日に誕生日を迎えた高槻やよいなら「プロデューサー、おはようございます! 今日も1日がんばりましょ〜!」とごあいさつ。
次がメニューのレコメンド。メンバーがそれぞれおすすめの料理を紹介します。
双海亜美・真美なら「今日は『チキンと野菜のカレー』しかないっしょー」「いっぱい食べて、テンションあげちゃおー♪」、菊地真なら「プロデューサー、ボクのおススメは『豚の角煮』です!」としゃべります。
料理を終えた後は、調理後の一言をしゃべります。三浦あずさなら「プロデューサーさん、美味しそうですね♪ さぁ。いただきましょう」という感じです。
特定のメニューを作ると「聴いて」ボタンが光って知らせる設定ですが、どの料理をすれば誰がしゃべるかは不明。あれこれ推理して試す楽しみもありそうです。
また、ホットクックには通常、お正月やクリスマスなど季節のイベントにあわせてしゃべる機能がついています。こうした音声の有無については教えてもらえませんでしたが、広報によれば「お楽しみに」ということなので期待できそうです。
●ステージのような上蓋デザイン
本体上蓋には専用のデザインが施されています。
デザインのコンセプトは「ホットクックの上蓋部に広がるアイドルマスターらしい華やかでキラキラとした世界観」。透過印刷を背景に、厚みをもたせた不透明な印刷部分を合わせ、ライブステージのような奥行き感を演出しています。
デザインは3種類、カラーは黒と白。合計6種類です。
注文はバンダイナムコ「アソビストア」、またはシャープ「COCORO STORE」から。キャスト全員分の直筆サインが入ったコラボ記念色紙、または7万6500円分のQUOカードPayをそれぞれ1名にプレゼントするというキャンペーン企画も実施します。
●コンテンツ課金させてほしいぞ
シャープはこれまでもホットクックのカスタマイズサービスシリーズとして「戦国BASARA 伊達政宗Ver.」「戦国BASARA 真田幸村Ver.」を販売してきました。今回のアイマスがシリーズ第3弾ということになります。
ベースモデルの実売価格は4万3780円。8万4150円はおよそ倍額でかなり高価な印象もありますが、音声に加え、注文をもらってから1台ずつ上蓋にプリントする手間などが価格のベースになっているということです。
ちゃんと自炊しているかあやしいプロデューサーたちの健康をアイドルたちが管理してくれると考えるといいコラボですが、新たにコラボモデルを買うより、いま自宅で使っている2.4リットルモデルで好きな音声を使えるようになるコンテンツ課金型の商売を始めてほしかったなあとユーザー的には思います。
シャープでは過去にロボット掃除機「COCOROBO」で音声のカスタマイズサービスを展開していて、ホットクックに音声だけを追加・変更するようなサービスも「検討したい」(広報)ということ。ぜひ課金したいのでお待ちしております!
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ。4歳児と0歳児の保護者です。Facebookでおたより募集中。
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