若い社員の「やりすぎ」から始まったS660
新車で買える最後のチャンス!
発表会で椋本涼氏は、ビデオメッセージを通してS660について振り返った。
「もともと社内コンペで選出され、モック作りまでと言われたのに、我慢できず仲間内で試作車を作ってしまいました。それが当時の社長に見つかり、S660の量産化プロジェクトは始まりました。途中、東日本大震災などがありましたが、2015年の発売以来、3万人をこえる人にオーナーになってくださいました。また、発表後も、自分の想像を超える反響をいただき、SNSやオフ会などでオーナーの皆様と出会えたこともうれしい思い出です」と謝辞を述べると「2022年3月に生産を完了しますが、新車で買える最後のチャンス。ぜひ後悔のないよう、ご検討ください」と語った。
また、今回のModulo X Version Zの開発を担当したホンダアクセスの松岡氏も「Modulo Xは究極のS660を目指し、手間暇をかけ、人の感覚によって作り出した1台です。今回のVersion Zは、所有する喜びを最大限に引き出せたと思います。多くの方に触れていただきたいと願っています」と挨拶をした。
いよいよ生産終了まで1年となったHondaによる軽スポーツカーのファイナル・エディション。今年で3回目の車検を迎えて乗り換えを検討される方はもちろんのこと、「ずっと気にはなっていたけれど、ちょっと……」と悩まれていた方にとっても、ラストチャンス。Zの名を冠した1台、ぜひチェックしてほしい。