Hondaは軽オープンスポーツカー「S660」のコンプリートモデル「S660 Modulo X」に、ファイナル・エディションといえる特別仕様車「Version Z」を新設定。今日12日より販売を開始した。
2022年3月をもってS660は生産終了!
S660は、本田技術研究所設立50周年を記念した商品企画提案をきっかけに開発が始まった1台。当時20代だった椋本涼氏の「自分たちでも買えるスポーツカー」というアイデアを元に開発がスタートした。
2015年4月に販売を開始後、3車種の特別仕様車を期間限定受注したほか、2018年に上質な走りを追及したModulo Xグレードを追加。昨年1月にはマイナーチェンジをはたし、約6年間で累計3万2000台近くが生産された。
また趣味性の高いクルマゆえ、SUPER FORMULA予選日でのS660パレードをはじめ、SNSやオフ会での交流も盛ん。集まれば1台とて同じ仕様のクルマがないといえるほどだ。
そんな愛されクルマのS660であるが、自動ブレーキ義務化をはじめとする法規制に対応することが困難であることが判明。残念ながら来年(2022年)の3月をもって生産終了する運びとなった。