デサントは、サスティナビリティを考慮した春夏シーズンの新商品を発表した。DESCENTE GOLFからは「土に還るポロシャツ」などを、RE: DESCENTEからは染色過程で利用する水を最小限に抑えてデザインしたアイテムなどを発売した。
「g-arc ReBIO POLO」は、生地に特殊なポリエステル糸とオーガニックコットンを組み合わせた完全生分解素材「バイオテクノロジーモックロディ」を使用するなど、ウェアーを構成する全てのパーツに生分解性素材を使用した「土に還るポロシャツ」。脇には腕を前後・上下に動かしやすいよう生地の伸縮を生かす独自パターン「アークカット」を、肩と背中にはスイング時の動きを妨げにくい設計を採用し、動きやすさと快適な着心地を実現。汗による身体への貼り付きも、アーガイル柄のはっ水プリントが最小限に抑えるとのこと。カラーはブラックでサイズはS/M/L/O/XO。価格は3万7400円。
DESCENT GOLFからは他にも、生産過程で発生する裁断くずや残反、使用済みの衣料品を原料にしたリサイクルポリエステル素材「RENU」を使ったキャディーバッグや各種ヘッドカバーも発売されている。
RE: DESCENTEからは、RENUを素材に採用した、ロングシーズン着用可能なコーチジャケット「RE: DESCENTE BIRTH AIRDYE COACH JACKET」やRENUを素材に採用したTシャツ「RE: DESCENTE BIRTH AIRDYE DOUBLE PRINT P.CAMO T-SHIRT」が発売されている。どちらも染色工程では空気中で染色を行うAirdyeプリンティングを採用し、従来の方法と比較して最大95%の水、86%のエネルギー、84%の温室効果ガスを削減。1着当たり約170リットルの節水効果に期待ができる。
表面に6デニールの薄さのナイロン素材と防水透湿膜を貼り合わせ、裏面には天然繊維の和紙を原料としたデサントオリジナル素材「KAMITO+」を採用、リサイクル素材を原料とするファスナーを使用した防水ジャケット「RE:DESCENTE SEED50 Waterproof Jacket"REPLAY"」も発売している。