バッファローは3月3日、「Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)」に対応し、家庭内のWi-Fi利用範囲を拡張できるWi-Fi中継機2モデルを発売すると発表。内蔵アンテナモデル「WEX-1800AX4」は3月下旬より、外付けアンテナモデル「WEX-1800AX4EA」は4月中旬より順次販売開始する。
市場想定価格は、WEX-1800AX4が8000円前後、WEX-1800AX4EAが9000円前後。
本製品は、高速Wi-Fi規格Wi-Fi 6の4ストリーム(2×2+2×2)に対応したWi-Fi中継機。親機となる無線LANルーターと接続することで、電波が届きにくいルーターから離れた場所でも、より快適な通信が可能になる。
5GHz帯は最大1201Mbps、2.4GHz帯では最大573Mbps(いずれも理論値)の通信に対応する。また、Wi-Fi 6対応端末に対し、通信速度や安定性を向上させる「ビームフォーミング技術」に対応しており、室内を移動するスマートフォンなどにも安定した接続ができる。
今回発売するWi-Fi中継機は、既存のWi-Fiルーターの設定を引き継ぐため、今まで使っていたスマートフォンやタブレット、PCなどのWi-Fi対応機器の設定を変更する必要がなく、WPSボタンを押すだけで手軽に設定が可能。なお、WPSに対応した機器であれば、他社製品とも併用して使用できる。
また、Giga対応の有線LAN端子も搭載しており、テレビ・レコーダー・チューナーなどの無線LAN非対応機器に接続することで、Wi-Fi 6による高速無線化が可能なイーサネットコンバーターとしても利用できる。
そのほか、外付けアンテナモデルのWEX-1800AXEAでは、前後左右にアンテナを倒すことで設置環境に応じて電波をカスタマイズし、通信環境の最適化を実現できるとしている。