既存の点検データをAIで分析し、社会インフラ施設・設備の損傷状況や健全度が予測可能に
日立システムズ、点検・補修計画作業のDX推進を支援するサービス開始
2021年03月03日 19時00分更新
日立システムズは3月3日、あらゆる施設や設備の劣化状態を見える化し、点検・補修計画作業のDX推進を支援する「CYDEEN劣化要因分析支援サービス」の販売を開始した。
道路などのインフラ施設や機械設備などの各種設備を管理する団体向けに、点検・補修計画の策定支援を目的として販売される。
本サービスは、蓄積した点検・補修業務の維持管理データを基に、AIを活用した独自の手法で分析することにより、対象となる施設・設備の劣化状態を見える化するもの。これにより、点検・補修箇所の見落とし防止を図り、優先順位付けなどを効率化する。
これまで車載カメラ(路面測定車両)やドローンなどICTの活用が難しかった施設や設備でも、分析のために新たな計測機器を導入する必要はなく、また従来の運用手順を変える必要もないため、一時経費と運用コストの両方を抑えることが可能という。