ミキラボ　子どもと一緒に楽しむ3分科学 第49回

電池やカイロを自分で作る 子どもとやりたい「炭」の実験

●まとめ

　今回は、炭を使っておうちで楽しく出来る実験をご紹介しました。用意したものを混ぜたり、巻いたりするだけでカイロや電池ができるので、とてもワクワクします。実験をする中で、なぜカイロになったり電池になったりするのか、仮説を話し合いながら進めていくとさらに盛り上がります。

　また、最初からうまくできなくても、改善を試みられる要素が多いこともこの実験の魅力。「食塩水が薄いのか」「酸素の量が少ないのか」「つなぐ向きが逆なのか」など比較しながら実験を進めていただき、子どもたちが科学の一端に触れるきっかけとなりましたら幸いです！

■注意事項

・小学生など低年齢の子どもが実験をするときは、必ず保護者の指導のもとで実施してください。
・活性炭や備長炭を扱う際は、汚れても良い服装で実験してください。
・はさみを扱う際は手などを切ったりしないよう注意しながら扱ってください。
・使い捨てカイロは条件によってはとても熱くなることがありますので、扱いに注意してください。

■参考文献

・「ガリレオ工房の身近な道具で大実験 第2集」　滝川洋二・石崎喜治編著　大月書店
・ワオ！科学実験ナビ「備長炭電池をつくってみよう！」
・アーテック　備長炭電池セット