ソフトバンクの新料金ブランド「LINEMO」発表会での質疑応答の場において、同社常務執行役員の寺尾洋幸氏は、LINEMOのSIMカードは1枚でAndroid/iOSの両方に対応する点、またソフトバンクブランドでは複数のSIMが提供されている状況について、改善する方向で準備を進めていると言及した。
ソフトバンクやY!mobileのサービスでは、Android端末のセット購入時、iPhone購入時、SIM単体での契約時などで、SIMの種類が異なっており、設定項目が公開されていないことやソフトバンク端末でしか利用できなかったりでSIMの使い回しが困難になっていたり、SIM交換に手数料が必要と、他社と比べて利便性が低く、ユーザーの不満の声があった。
この点について寺尾氏は、ソフトバンクブランドについて「改善する方向で準備を進めている」と発言。技術的な課題もあることから、「時期についてはもう少しお待ちいただきたい」としつつも改善を約束した。
また、質疑応答ではLINEMOのサービス内容について、さらにいくつか明らかになっている。
サポートについては、店舗・電話では受け付けず、オンラインのみである点、Y!mobileにあるYahoo!プレミアムやPayPayなどのヤフーと連携した特典はない点、留守番電話・転送電話・家族割引へのカウントなどのサービスも用意されない点、国際ローミングは可能だが月20GBの枠外で基本的にはY!mobileと同等の料金になる点などだ。