ドコモは2月2日、愛・地球博記念公園で、XRが体験できる自動運転車両を使い、「新しいモビリティー空間体験」の展示および「テーマパークにおけるエンタメ体験型の移動」の実証実験を開始した。
今回の実証実験は、テーマパーク内の施設間を自動運転車両で移動することを想定して、2つのテーマで実施される。
1つ目は、トヨタ紡織の自動運転コンセプト車両「MOOX」を使用した実証。車両を公園内の大芝生広場を周回するルートで運行され、車内で走行位置に合わせて、ARによるゲームやライブ配信をする。また、車窓に搭載された透明ディスプレーにARの映像が表示されるとともに、映像に合わせて座席が振動したり香りが広がったりし、乗客のジェスチャーに合わせて変化する。
その他にも、乗客の体温、心拍数のモニタリングし、深紫外線を利用した自動除菌システムを活用し、安心安全な車室環境となっている。
2つ目は、トヨタの自動運転コンセプト車両「SQUAL」を使用した実証。車内では、乗客を取り囲むように設置した3面の窓型ディスプレーに、ARおよびVR技術を掛け合わせた、愛知県内の観光施設や観光スポットを投影する。乗車時には、施設予約やクーポン取得などの疑似体験が可能。
また、車内のディスプレーからドリンクの注文もでき、配送パレットが車両まで配達される。