最新ゲームを快適に遊びたいなら、RDNA 2アーキテクチャーを採用したAMD製最新GPU「Radeon RX 6800 XT」の搭載を検討したい。既にレビュー(前編:https://ascii.jp/elem/000/004/035/4035398/)、(後編:https://ascii.jp/elem/000/004/035/4035398/)した通り、フルHD~WQHDでDXR(DirectX Raytracing)の絡まないゲームであれば、極めて高フレームレートでのプレイが期待できる。
だが、このRX 6800 XTのもう一つの強みは、VRAM搭載量が16GBと非常に多いことだ。最近の描き込みの濃いゲーム向けの仕様といえるが、このVRAM搭載量の多さはVRに強いとされている。VRヘッドセットに画面をレンダリングすると同時に、PCのメインディスプレー側にも違った視点からの描画を行ったりするので、自ずとVRAMへの負荷も高くなる。
そこで注目したいのがTSUKUMOのBTO PCの最新モデル「G-GEAR GA7A-X204/XT2」だ。AMDの最新CPU「Ryzen 5000シリーズ」と「Radeon RX 6800 XT」を組み合わせたハイパワーゲーミングPCだ。
今回は「G-GEAR GA7A-X204/XT2」のCPUを標準構成のRyzen 7 5800XからRyzen 5 5600Xに変更したカスタムモデルを紹介しよう。なぜCPUをRyzen 7から5にグレードダウンするか?
だが、Ryzen 5 5600Xのゲーミング性能とRyzen 7 5800Xはそう変わらない(検証記事:https://ascii.jp/elem/000/004/034/4034108/)うえに、Ryzen 5 5600Xの方が発熱量が少なく扱いやすい。1月中旬時点でRyzen 7 5800XをRyzen 5 5600Xに変更した場合の価格差は2万2000円。CPU予算を抑えればその分別の要素をグレードアップできるので非常にオススメだ。
RX 6800 XTなら組み合わせるVRシステムも自在だが、日本の家庭事情を考えるとスタンドアロンでも動作し、PC用VRヘッドセットとしても動作する「Oculus Quest 2」に白羽の矢が立つ。RX 6800 XTを搭載した「G-GEAR GA7A-X204/XT2」+「Oculus Quest 2」のVR快適度はいかなるものか? 様々なVRゲームで検証してみたい。