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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する研究における臨床情報の活用を支援

新医療リアルワールドデータ研究機構株式会社
2021年01月28日

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新医療リアルワールドデータ研究機構株式会社
~COVID-19に関するリアルワールドデータを用いた研究を支援する臨床情報活用支援システムを開発~


 新医療リアルワールドデータ研究機構株式会社(本社:京都市、代表取締役社長:是川 幸士、以下、PRiME-R)は、京都大学高等研究院 副院長・特別教授の本庶 佑先生が研究代表者を務める「COVID-19の重症化を阻止し反復パンデミックを防止する免疫制御治療薬の開発」※1に伴って実施される「COVID-19に対する新規診断・治療法開発を効率的に実施するための研究基盤構築」(研究代表者:武藤 学 京都大学医学部附属病院 腫瘍内科 教授、以下、本研究)を支援する臨床情報活用支援システム(以下、本システム)を開発しました。
 本システムは、COVID-19診断時の患者さまの症状、検査データ、治療データ等のリアルワールドデータ※2(以下、RWD)を構造化してデータベース化するシステムです。本システムを本研究に参加する埼玉医科大学総合医療センター(代表者:内分泌・糖尿病内科 泉田 欣彦 教授)、自治医科大学附属さいたま医療センター(代表者:内分泌代謝科 原 一雄 教授)、横浜市立大学附属病院(代表者:感染制御部 加藤 英明 部長)、医療法人沖縄徳洲会 湘南鎌倉総合病院(代表者:総合診療科 瀬戸 雅美 部長)へ導入し、COVID-19に関わる研究開発を支援します。

※1 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 「令和2年度新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業(2次公募)」にて採択
https://www.amed.go.jp/koubo/01/06/0106C_00030.html
※2 医療現場から得られる電子カルテデータ、検査データ、治療データ等の臨床情報

1.本システム活用の背景
 COVID-19は2019年に確認されて以降、日本国内における感染者数が増加しています。現在、COVID-19の予防法や治療法の開発に向けて、様々な研究が進んでいますが、研究をさらに推進していくためには、電子カルテデータ等の臨床情報の解析が不可欠です。しかし、電子カルテは人が読むことを基本として作られており、多くのデータは構造化されずに、文章などで記載・蓄積されています。また、使用する電子カルテや医療機関ごとにデータの表記が異なるため、解析に利用することが困難な状況です。
 このような背景のもと、PRiME-Rは、既にサービス提供を開始したCyberOncology(R)※3のコンセプトを用いて、COVID-19に関する電子カルテデータ等のRWDを構造化してデータベース化する技術を開発しました。この度、本システムをCOVID-19の患者さまの治療経過を含む詳細な臨床情報を統合する本研究に活用し、COVID-19 の病態解明と診断法・治療法の開発を支援します。

※3 電子カルテ等の入力支援システム「CyberOncology(R)」の本格提供開始について(2020年9月28日)
https://prime-r.inc/newsrelease/125/

2.本システムを活用した研究支援の概要
 本システムを本研究に参加する各医療機関へ導入し、医師等が臨床情報を入力することで、構造化されたデータベースを構築します。各医療機関が収集した臨床情報は京都大学で統合され、解析が可能になります。

                     本研究に参加する医療機関


                     本システムの活用イメージ


3.本システムの特長


患者さまの基礎疾患等の患者背景情報、患者さまの症状、治療経過を含む治療履歴等の臨床情報を収集します。その他にも体温・血圧等のバイタル情報や、PCR検査、血液系検査結果等の検査データも収集します。
様々な種類の電子カルテに対応しているため、使用する電子カルテが異なる複数の医療機関のデータを収集して統合することが可能です。
複数の医療機関のデータを統合できるため、大量の臨床情報を用いて解析できます。また、データ解析に要する期間短縮や費用削減に貢献します。


                      本システムの画面イメージ



4.今後の展開
 PRiME-Rは、医療現場におけるRWDを活用し、患者さまが、より良い治療を受けられる次世代医療の発展に貢献することをめざしています。その実現に向けて、PRiME-Rが既にサービス提供するがん薬物治療・COVID-19をはじめ、さまざまな領域でのRWD活用を見据えて、さらなる技術開発を進めてまいります。

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