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Buzzreach新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン 接種者追跡・安全性情報収集アプリの提供を開始

バズリーチ
2021年01月14日

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バズリーチ
製薬企業と患者を直接つなぐ治験支援クラウドサービスおよび治験情報インフラを展開している株式会社Buzzreach(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:猪川 崇輝、以下Buzzreach)は、新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン接種者追跡・安全性情報収集アプリ「VOICE powered by ミライク」(仮称)の提供を開始することをお知らせいたします。


新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンは国内においても早期実用化に向け、各製薬企業を中心に早急に開発が進められておりますが、一方で接種者における安全性・副作用(副反応)情報などの追跡が一元的な流れで機能していない、かつ接種者(または患者)が主体で健康状態の相談や登録ができるプラットフォームがないという現状があります。通常、ワクチン接種者に副作用などがあった場合、接種者本人が接種を受けた医療機関もしくは自治体へ報告し、医療機関もしくは自治体から対象ワクチンの製薬企業へ報告されます。そして製薬企業は厚労省管轄のPMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)へ報告し記録されることになっておりますが、その安全性・副作用情報が患者主体(今回はワクチン接種者)で正確に集められ記録される流れにはなっておりません。

以前より、副作用報告遅延などで多くの製薬企業が当局から指摘や改善命令受けている現状があり、エンドユーザー(接種者や患者)から医療機関、製薬企業、当局までスムーズに安全性情報があがる環境は常に課題としてあります。
これらの報告業務を行う中枢である医師(医療機関)自体も通常診療で多忙な中、安全性・副作用情報をリアルタイムにレポートできない、そしてこのコロナ禍で情報を収集する業務を担うことがある製薬企業のMR(医薬情報担当者)も医療機関への訪問に制限がかかり、思うように情報収集ができないなどの課題もあります。

このたびBuzzreachが提供を開始する新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン接種者追跡・安全性情報収集アプリ「VOICE powered by ミライク」(仮称)は、製薬企業別にワクチン接種者を確実に追跡し、すべてのレイヤーでの情報収集・報告が簡便におこなえることにより、これまで正確に収集できなかった安全性・副作用情報がリアルタイムに更新され、すべてのレイヤーでの共有が可能となり、今後の新薬開発および安全性担保に活かされます。
そして、接種者からの情報収集を元に課題となっている医療機関、自治体含む行政、製薬企業サイドでの報告業務も簡便に進められるようになります。

ある専門家の一説によると、ワクチンによる抗体の効果は3か月程度で半減するという研究や「新型ワクチンなのだから、発がん性などを確認するため5年以上は追跡調査をするべき」という意見も出ております。
当社の提供するアプリはこれらの懸念を接種者からのリアルな声を集め、より良い新薬開発、より安全で安心な生活を送れるような世の中を維持するために利用者の許諾を得て、製薬企業や行政への共有、共に作り上げていくことを目的とし、今後は関連団体の管理するレジストリーとの連携や新型コロナ以外の全薬剤においても同様に患者主体の声を集める環境作りを推進してまいります。

【アプリケーションイメージ画像】

接種者追跡・安全性情報収集アプリ「VOICE powered by ミライク」(仮称)は、現在、株式会社ディー・エヌ・エーと共同開発中の患者特化型SNSサービス「MiiLike(ミライク)」(https://www.miilike.com/)の基盤を活用することで、スピーディな開発と単なる情報インプットをするだけのアプリケーションではなく、より継続して能動的に情報を提供いただけるよう患者間の悩み相談(Q&A)、自分と近しい境遇の人とのマッチング(治療ヒストリーマッチング・病状ヒストリーマッチング)、患者毎の状態に合わせた情報提供(診断・治療法・重症化予防法・医療機関・専門医・論文・生活全般)ができるようになります。
将来的にはカルテデータ(診療情報)やマイナンバーカード(マイナポータルAPI*)との連携なども視野に入れております。
*マイナポータルAPI https://www.cao.go.jp/bangouseido/case/business/developer.html

【安全性情報収集に関する参考図】

引用元:大日本住友製薬株式会社「すこやかコンパス」 くすりの仕事図鑑 製薬会社で働く人々「Vol.4 ファーマコビジランスの仕事」より改変
(元記事https://www.ds-pharma.co.jp/sukoyaka/job/vol4.htmlをもとに図を作成)

■Buzzreachの事業内容

患者特化型SNSサービス
MiiLike(ミライク) (https://www.miilike.com/) 提供準備中
MiiLike(ミライク)は、同じ病気、境遇で悩む患者同士のコミュニティより、本当に知りたい情報を得られる環境の提供や、患者様の声を製薬企業や研究者へフィードバックするようなものも視野に入れ現在開発しております。


治験(臨床試験・臨床研究)の様々な課題を解決するSaaSサービス
puzz(パズ) (http://www.buzzreach.co.jp/lp/puzz/)
puzzは、製薬企業やアカデミア、医師主導で行われる治験を含む臨床試験、臨床研究の様々な課題を解決する機能が搭載されたSaaS型の管理システムです。


1.フィージビリティ・施設選定支援機能
治験を筆頭とした臨床試験、臨床研究のフィージビリティ調査、施設選定業務をサポートする機能。調査依頼から集計、選定までの業務の全てをオンラインで完結でき、調査後、試験実施後の施設情報はデータベース化することが可能。また、調査依頼先の新規紹介やマッチングも可能です。

2.プロジェクト(試験)運用/運用管理機能
施設選定後の施設アクティベイト管理から始まり、各施設の候補患者状況の視覚化をプランと比較しリアルタイムに把握が可能。
施設毎のスクリーニング情報を元にした候補患者の状況が視覚化されるため、被験者募集プランや施設追加、期間延長などの計画がより戦略的に立てることが可能になります。

3.治験情報公開・管理機能
製薬企業や臨床試験実施機関が主体となり治験を筆頭とした臨床試験情報を登録・公開・管理し、治験を主とした臨床試験情報を必要とする患者さんやご家族に向けて情報を提供、臨床試験実施医療機関の公開およびマッチング、参加申し込みまでをオンラインで完結できる製薬企業・研究者および医療機関向けの機能です。

治験情報マッチングプラットフォーム
smt(エス・エム・ティ) (https://www.searchmytrial.com/)

smtは、新しい治療法や治療薬の情報を求める患さんやご家族と日本にある全ての臨床試験情報をウェブ上でマッチングするサービスです。ご自身やご家族の環境や状況に合った治験情報だけでなく、近隣で、どの医療機関が該当する治験を実施するのかを知ることができます。製薬企業によってsmtに公開された治験情報は、治験実施医療機関の選択、参加申し込みまでをオンラインで完結できます。また、様々な被験者募集環境(PRO、患者会、メディア)と連携が可能なため、多面的に被験者募集を実施する際の一元管理としても機能します。

治験(臨床試験・臨床研究)参加患者管理機能

患者(被験者)向け治験管理・リテンションアプリ
スタディ・コンシェルジュ (https://www.buzzreach.co.jp/lp/msc/)
スタディ・コンシェルジュは、治験参加患者に寄り添ったリアルタイムのコミュニケーションにより、治験参加患者の不安を和らげ、効率的に有効データを得ることで治験中止リスクを軽減し、新薬の早期承認を支援する業界初の画期的なアプリです。治験参加患者の治験薬の服薬忘れや飲みすぎを防ぎ、治験コーディネーター**(CRC:Clinical Research Coordinator)のサポート的な役割を担う治験管理アプリです。
**治験コーディネーターとは、製薬企業などによって開発された新薬が実際の薬として使用されるために必要な治験を含めた臨床研究を行う際に、医療機関や製薬会社、患者の間に立ち、スムーズに進行するようサポートするスタッフ。

smtの登録情報とITインフラを活用したsmt APIサービス
治験(臨床試験・臨床研究)情報マッチングプラットフォーム「smt(エス・エム・テ

ィ)」では、治験情報の公開から実施医療機関への応募までワンストップで行えるインフラが整っており、製薬企業を中心とした自社のコーポレートサイトにペイシェントセントリシティの一環として、患者さん向けに治験情報を公開したい製薬企業や患者側の団体(患者会やメディア)などへ、当社のsmtの公開情報とインフラを提供できるAPIサービスす。

新型コロナウイルス(COVID-19)開発支援サイト
Covid-19 Cohort Study Site (https://miilike.com/lp/covid-19/)

新型コロナウイルスに感染された方の体験談や新型コロナウイルスの治療薬・ワクチン開発(治験など)にご協力いただける方などの有志が集まることにより、治療薬・ワクチンの開発促進、そして新型コロナウイルス収束のために活かされます。現在、全ての人にとって『見えない恐怖』でしかない新型コロナウイルスを、感染を体験された方々の貴重な声や確かな情報により、まずは『見える脅威』にしていくことが今求められています。感染拡大を止め、
多くの命を救うために、コホート***への参加は非常に価値あるものとなります。
***コホート(cohort)とは、仲間のグループ。同一の属性を持つ集団。という意味を持ちます。『新型コロナウイルスをどうにかしたい』という、共通の因子を持ち、“集まっていただいた仲間”という意味で、コホートとしています。

会社概要】
設立年月日 :2017年6月23日
資本金 :3億2,960万円(資本準備金含む)
代表取締役CEO : 猪川 崇輝
所在地 :東京都品川区上大崎2-15-19 MG目黒駅前
HP :https://www.buzzreach.co.jp/
事業内容
・治験の様々な課題を解決するSaaSサービス
「puzz(http://www.buzzreach.co.jp/lp/puzz/)」の開発および販売
・患者(被験者)向け治験情報マッチングプラットフォーム
「smt(https://www.searchmytrial.com/)」の開発および販売
・患者(被験者)向け治験管理・リテンションアプリ
「スタディ・コンシェルジュ」(https://www.buzzreach.co.jp/lp/msc/)」の開発および販売
・臨床試験・製薬・ヘルスケア分野のグローバル企業向け
BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)

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