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ASUS好きにはたまらない1台、Armory CrateでLEDも一括管理可能!

ASUS ROG STRIXで統一された美しいRTX 3080搭載ハイスペックPC「ZEFT G15ASZ」、安定感抜群の白いケース「Helios」も魅力

2021年01月06日 09時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「ZEFT G15ASZ」

 数あるビデオカードの中でも、ASUSがコアゲーマーおよびハイエンドユーザー向けに展開する「ROG」ブランドの「STRIX」シリーズが、ユーザーから人気を集めている。それは、NVIDIAのAmpere世代となる新型GPUのGeForce RTX 30シリーズでも同じだ。

 セブンアールジャパンが運営するパソコンショップ SEVENのゲーミング向けBTO PC「ZEFT G15ASZ」は、GPUに「GeForce RTX 3080」(以下、RTX 3080)を搭載したASUSの「ROG-STRIX-RTX3080-O10G-G」を採用している点が大きな特徴だ。

 しかも、このZEFT G15ASZは、マザーボードからCPUクーラー、それにケースと、すべてROG STRIXシリーズでまとめており、ASUSの認証プログラム「Powered by ASUS」を取得している点も見逃せない。では、このZEFT G15ASZは、どのようなマシンなのか、まずはスペックや外観について紹介していきたい。

ROG Strix Helios White Editionを採用
ROG-STRIX-RTX3080-O10G-Gに注目

 ZEFT G15ASZのスペックからだが、CPUには10コア/20スレッドの「Core i9-10900K」を採用し、冷却にはASUS製の「ROG STRIX LC 360 RGB」を搭載している。このROG STRIX LC 360 RGBは、モデル名からもわかるとおり、360mmクラスのラジエーターが組み合わされており、高い冷却能力を誇る。また、ラジエーターに装着され3基の120mm角ファンと水枕には、それぞれLEDが搭載され、かなり煌びやかに点灯する。

CPU-Z(Version 1.94.8)の実行結果

CPUクーラーにはROG STRIXシリーズのROG STRIX LC 360 RGBを搭載

ラジエーターは360mmサイズで天板に装着されている

 ビデオカードには、冒頭でも述べたとおり、RTX 3080搭載モデルのROG-STRIX-RTX3080-O10G-Gを採用。このカードは、ベースクロックが1440MHz、ブーストクロックが1905MHzと、前者はリファレンスから変わっていないものの、後者は195MHzも引き上げられたクロックアップモデルとなっている。

 特筆すべきはGPUクーラーで、3基のAxial-tech仕様のファンは、中央の1基のみ羽の枚数が増やされているほか、両端の2基が反時計回りで回転するのに対して、中央の1基のみ時計回りと、回転の向きも変えられている。ASUSの説明によると、これによりエアフローの整流効果と風圧の向上が実現するのだという。また、ビデオカードの側面にもLEDが搭載され、こちらもかなり派手に点灯するようになっている。

GPU-Z(Version 2.36.0)の実行結果

ビデオカードもROG-STRIX-RTX3080-O10G-Gと、ROG STRIXにこだわっている

 ケースには、パソコンショップ SEVENのPowered by ASUSでは、もはやお馴染みともいえる「ROG Strix Helios」を採用。しかも、本機ではその白色モデルともいえるWhite Editionを利用することで、黒色モデルとは変わったかなりスタイリッシュな感じを受ける。とくにフロントパネルの両端に使用されている金属製パーツに施されたヘアライン加工が印象的だ。

 このROG Strix Helios White Editionは、サイズがおよそ幅250×奥行591×高さ565mmで、重量が18kgと、かなり大きくて重い。しかし、それだけ内部空間は広く、強度や安定性も抜群だ。このZEFT G15ASZでは、CPUクーラーに360mmサイズのラジエーターを搭載しているが、たとえばGPUに簡易水冷クーラーを導入しても、そのラジエーターをフロントパネル側に容易に導入できるほど、内部空間の余裕がしっかり確保されている。

 また、ビデオカードのサイズが大きく、重量も結構あるのだが、このケースではカードステイが標準装備されているため、スロットへの荷重による損傷を防ぐことが可能だ。

ROG Strix Helios White Editionでは従来モデルから色を変えただけだが、フロントパネルの印象は大きく異なっている

ケース背面の様子。Wi-Fi 6に対応したアンテナ端子も用意されている

横からケース内部を見たところ。ケース自体が大きいこともあり、内部空間はかなり広めだ

ROG Strix Helios White Editionではカードステイが標準装備されている点はありがたい

 マザーボードは、Intel Z490チップセット搭載のASUS製「ROG STRIX Z490-E GAMING」を搭載。このマザーボードは、16フェーズ構成の電源回路を持つ豪華な仕様で、その部材にも高品質なものが使われている。さらに、Wi-Fi 6に対応した無線LANや、2.5GbEに対応した無線LANも備えており、ネットワークの高速性も確保。

 ゲーム用途では重要となるサウンド周りも、SupremeFXオーディオ技術を内蔵し、付属アプリケーションの「SPNIC STUDIO Ⅲ」と組み合わせることで、バーチャルサラウンドを始めとした、豊富な機能が利用可能となっている。

マザーボードに付属するサウンドユーティリティー「SONIC STUDIO Ⅲ」

 なお、ケース、簡易水冷クーラー、ビデオカード、マザーボードのLEDは、付属アプリケーションの「Armory Crate」から一括制御が可能となっている。このあたりも、ROG STRIXシリーズでまとめあげているZEFT G15ASZの魅力といえそうだ。

付属アプリケーションのArmory Crate。そのAURA CyndからLEDを一括制御することが可能だ

 ストレージは、NVMe接続でM.2タイプのSSDを1TB搭載するほか、2TBの3.5インチHDDも装備しており、容量面での不安はない。システムメモリーは、DDR4-2666を32GB備えており、こちらも容量的には十分。ただ、CPUのリファレンススペックであるDDR4-2933ではない点は残念だが、このあたりは安定性を重視した仕様なのだろう。

ASUSブランド好きには魅力的
オリジナリティー溢れる1台

 以上のように、ZEFT G15ASZはかなりハイエンドなマシンに仕上がっている。このZEFT G15ASZは、ケースを始めとしてCPUクーラーやビデオカードにまでROG STRIXシリーズでまとめあげており、ASUSブランドを好むユーザーにとっては、かなり魅力的な出来ではないだろうか。

 もちろん、価格はかなり高価だが、機能性を考慮すると長期に渡って安定して最高性能を享受できるとなれば、お買い得感は高い。オリジナリティー溢れるゲーミングパソコンを探しているのであれば、このZEFT G15ASZは、まさに打ってつけのモデルといっても過言ではない。

 とはいえ、気になるのはZEFT G15ASZのゲームパフォーマンスだ。そこで、次回は、ZEFT G15ASZでゲームを実際にプレイし、そのパフォーマンスを確かめてみたい。

試用機の主なスペック
機種名 ZEFT G15ASZ
CPU Core i9-10900K(定格クロック3.7GHz、最大クロック5.3Hz、10コア/20スレッド、共有キャッシュ容量20MB)
グラフィックス ROG-STRIX-RTX3080-O10G-GAMING
メモリー 32GB PC4-21300(DDR4-2666 SDRAM、16GB×2)、スロット数4のうち2スロット使用
ストレージ 1TB M.2 SSD(Samsung 970 EVO Plus、NVMe)、2TB HDD
マザーボード ASUS ROG STRIX Z490-E GAMING
CPUクーラー ASUS ROG STRIX LC 360 RGB
PCケース ASUS ROG STRIX Helios White Edition
通信規格 2.5Gb Ethernet LAN、Wi-Fi 6/Blutooth 5.0対応
電源ユニット CoolerMaster V850 Gold(定格出力850W、80PLUS Gold認証)
OS Windows 10 Home(64bit)

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