Raspberry Piを組み合わせ、ファミコンで「DOOM」を動作させることができる工作キット「FCカセットにラズパイ載せてDOOMがヌルヌル動いちゃう基板」が家電のケンちゃんに入荷。BAKUTEN工房による同人ハードで、価格は6480円だ。
FPSの先駆けとして知られるDOOMをファミコンで動作させるという、驚異のチャレンジを実現した工作キット。Raspberry Piがゲーム処理を担当し、ファミコンのPPUで描画するという離れ業で実現している。
海外向けファミコン(NES)でDOOMを動作させる「NES DOOM」がベースになっており、それを技術系サークルのBAKUTEN工房がファミコン向けにアレンジ。やや画面に粗さはあるものの、オリジナルと遜色ないなめらかさで描画されるDOOMは一見の価値がある。
デモ機の試作基板は、「Raspberry Pi 3 Model A+」やSODIAL開発ボード「FX2LP CY7C68013A」などの組み合わせて構成。基板類を収めることができるカセットケースも付属する。ちなみにキットは「基板全部むき出し」または「ラズパイだけむき出し」(ケースの加工が必要)、「基板全部ケース内蔵」(Raspberry Piの加工が必要)の3パターンから選んで組み立てることができる。
なお、製品は好評に付きすでに完売。現時点では再入荷時期は未定となっている。