コロナ禍により子供専用PC所有率がアップ、NECとレノボによる調査
NECパーソナルコンピュータとレノボ・ジャパンは12月15日、全国の小中高校生の子供を持つ男女を対象に家庭における子供専用PCに対する意識・利用状況の調査結果を発表した。
子供専用パソコンの所有率はコロナ前に比べ5%アップして所有率39%という結果となっている。文部科学省が実施したGIGAスクール政策(小中学校で生徒児童にPC1人1台配備)および小学校でのプログラミング学習の必須化などが考えられ、コロナ禍の影響とは別にPCによる学習への関心が高まっていることがわかった。その一方、プログラミングが必須化されたにも拘わらず、小学生の所有率は依然として20%台にとどまっている。
子供自身もPCの必要性、関心は高く、実際の所有率と同じ39%の保護者がPCが欲しいと言われた経験を持つと言われているが、年齢別にみると所有率では低めで、小学生は欲しいと思っているがまだ買い与えられてない(1~3年生27% → 保有21%、4~6年生 34% → 24%)となった。
子供に買い与えたきっかけを聞いたところ「オンライン学習のために必要になったから」「学校の授業で使うようになるから」と言った回答が上位を占め、コロナによる在宅学習が子供専用PCの購入のきっかけとなっている。
また、子供に贈るお祝いにおいてPCと回答した保護者は16%あり、かつて進学祝いの定番だった腕時計の20%に迫る人気となっている。
なお、NECとレノボではそれぞれ「家庭学習用パソコン体験モニター募集キャンペーン」を実施している。応募期間は12月25日~2021年5月24日。モニター期間は2週間(1回の応募での体験期間、体験時期は2~6月の予定)で、NEC「LAVIE Note Mobile」、レノボ「Yoga 750i Carbon」、「IdeaPad Duet Chromebook」10台(合計30台)が提供される。