ウェアラブル市場全体は35%増、巣篭もり効果か?
Counterpointによるとスマートウォッチ市場は2020年第3四半期に前年同期比6%増だったというが、スマートウォッチのみならず、フィットネスバンド、ワイヤレスイヤフォンなども含むウェアラブル市場も好調だ。IDCによると2020年第3四半期の出荷台数はなんと前年同期比35%増、一気に1億2500万台に跳ね上がったとのこと。
好調さの要因として、先述のApple Watch SEなど新モデルが多かったこと、新学期シーズンが含まれていることなどに加えて、新型コロナを挙げている。世界各地でロックダウンが緩和された一方で、旅行や外食、レジャーなどはまだこれまでどおりとはいかない。そこに使うお金の一部が流れているというのだ。
Apple Watch、そしてAirPodsを持つアップルはここでもシェア1位。33%を占めている。2位はシャオミだ。市場をアジアから欧州に拡大している同社は安価かつベーシックなリストバンドが多くを占めており、前年同期比26%増と好調だった。シャオミといえば、Redmiブランドでも11月末にスマートウォッチが発表されている。
3位以降は、ファーウェイ、サムスン、FitbitとBoAt(ともに5位)となっている。
外出が難しい状況でも、運動はできる。ウェアラブル好調というトレンドは年末商戦、そして2021年も続きそうだ。
筆者紹介──末岡洋子
フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている
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