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Core i9-10900K、GeFroce RTX 3080、32GBメモリー搭載のカスタムモデルで検証

RTX 30シリーズにも! サイコムのゲーミングPC「G-Master Spear Z490」を豊富なBTOで4Kやレイトレでのゲームプレイも快適構成に!

2020年12月11日 14時00分更新

文● 宮里圭介 編集● 市川/ASCII

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サイコムのハイエンドパソコン「G-Master Spear Z490」

 単純にゲームが遊びたいというのであれば、家庭用ゲーム機の方がコスパは高い。しかし、より高画質で楽しみたい、滑らかな動きでストレスなくプレイしたい、インディーズなどユニークなゲームが遊びたいというのであれば、ゲーミングパソコンの出番だ。

 とはいえ、パソコンであれば何でもイイというわけではない。低スペックのパソコンでは、ゲームそのものが動かないことすらあるからだ。

 たとえば、フルHD解像度の高画質設定であれば、多くのゲームはそこまで性能は必要ないため、15万円前後のパソコンでも十分快適に遊べるだろう。しかし、4K解像度や話題のレイトレーシングを使った美麗なグラフィックを堪能したいとなれば話は別。最新のパーツをふんだんに使ったハイエンド機が必要となる。

 そんなハイエンド構成にも柔軟に対応できるBTOパソコンのひとつが、サイコムの「G-Master Spear Z490」だ。前回は主にパソコンの内部、ハードウェア部分についてチェックしたが、今回はその実力を試してみよう。

前面

背面

G-Master Spear Z490の主なスペック
CPU Core i7-10700K(試用機はCore i9-10900K)
CPUクーラー Noctua NH-U12S
グラフィックス GeForce RTX 2060(試用機はGeFroce RTX 3080)
メモリー 16GBメモリー(試用機は32GBメモリー)
ストレージ 512GB M.2 PCIe SSD
マザーボード ASUS TUF GAMING Z490-PLUS
ケース CoolerMaster CM694
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(ASUS DRW-24D5MT+書込みソフト)
電源 SilverStone SST-ST85F-PT
OS Windows 10 Home(64bit)

ゲーミング性能を見る前に、基本的な性能をチェック

 今回試用した構成の最大のポイントは、Core i9-10900KとGeForce RTX 3080を搭載していること。4K解像度でのプレイを視野に入れている人向けとなるため、性能テストも4Kを中心に行なった。

10コア/20スレッドCPUとなるCore i9-10900K。AMDのRyzenと比べるとコア数も性能も見劣りするものの、ゲーミング性能はかなり高め

GeForce RTX 30シリーズでは上から2番目のグレードとなる3080を採用。メモリーも10GBで、4Kでも十分なスペックを持つ

 実際にゲームベンチを試す前に、基本的な性能として、CGレンダリング速度から性能を測ってくれる「CINEBENCH R20」と、3D性能定番ベンチマークとなる「3DMark」(Time Spy)のスコアを見てみよう。

「CINEBENCH R20」のスコアは、マルチスレッドとなるCPUが6033ptsで、シングルスレッドのCPU(Single Core)が508pts。若干低めとなっていた

 CINEBENCH R20のスコアは、マルチスレッドで6033pts。別のパソコンだと6200ptsを超えるくらいとなっていたので若干低めだが、そこまで大きな差ではない。

 今回の構成では、CPUクーラーが空冷となる「Noctua NH-U12S」となっていたことも多少影響していそうだ。パソコンの動作そのものは問題ないが、気になるならBTOで水冷クーラーを選ぶというのもいいだろう。

 続いて「3DMark」(Time Spy)を見てみよう。

「3DMark」(Time Spy)はWQHDでの3D描画テストとなるため、若干重ため。とはいえ、余裕のハイスペック構成となるのでスコアも10000を大きく超えていた

 CINEBENCH R20ではスコアが若干低いというのもあって心配していたが、3DMarkでは順当なスコアとなっており、不審な点はない。世代的に直接のライバルとなるRyzen 9 3900XTより若干高くなっており、AMDのCPUと比べても引けを取らない性能となっていた。

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