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Core i9-10900K、GeFroce RTX 3080、32GBメモリー搭載のカスタムモデルで検証

RTX 30シリーズにも! サイコムのゲーミングPC「G-Master Spear Z490」を豊富なBTOで4Kやレイトレでのゲームプレイも快適構成に!

2020年12月11日 14時00分更新

文● 宮里圭介 編集● 市川/ASCII

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高画質でもしっかり遊べる実力アリ
気になる4K解像度での性能をチェック!

 ゲーミング性能のベンチとして、定番の「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」を見ていこう。比較的重たい部類に入るが、さらに重たくなるよう、解像度を「3840×2160」(4K)、画質を「高品質」、フルスクリーン表示で試してみた結果が次のとおりだ。

4Kの高画質設定となるものの、スコアは7425と高め。評価も「快適」と十分遊べる性能があることがわかる

 プリセットを使った最大設定では評価は「快適」となり、問題なく遊べることが確認できた。では、カスタム設定を使って更に重たい設定とした場合はどうなるだろうか。

 そこで、画質に関する設定はすべて最大、使える機能はDLSSも含めてすべてオンにして試してみた。

片っ端から最大設定へと変更し、「高品質」よりも更に重たくなる状態で試してみた

結果はスコアが7093で、評価が「快適」。意外とスコアが高く、問題なく遊べる性能となっていたのはさすがだ

 スコアは若干下がっているものの7093と高く、この設定でも問題なく遊べるレベルだ。

 ただしこれは、ジャギーを低減させるアンチエイリアスで使われている「DLSS」の効果が大きいというカラクリがある。DLSSはGeForce RTX 20シリーズから搭載されたもので、ディープラーニングを使って画像処理を行ない、負荷を軽減しながら従来よりも高画質なアンチエイリアスを実現する技術のこと。雑にいえば、「軽いのにキレイ」ということだ。

 実際、DLSSではなく従来の「TAA」を使うよう設定を変更して試したところ、スコアは5507、評価は「やや快適」にまで下がってしまった。DLSSが使えるというのが、この構成での大きなアドバンテージといえるだろう。

 もうひとつ、実ゲームを使ったテストとして「ボーダーランズ3」のベンチマーク機能でも試してみた。グラフィックAPUは「DirectX 12」とし、画質設定はプリセットを活用。最高画質となる「バッドアス」だけでなく、「ウルトラ」「高」の設定も試してみた。もちろん解像度は3840×2160ドットだ。

「ボーダーランズ3」のベンチマーク機能を使い、画質を変えた場合の平均フレームレートをまとめたもの。バッドアスでも60fps近く出ており、性能は十分だ

 さすがにバッドアス設定では重たいものの、それでも平均フレームレートは58.78fpsとかなり高く、重たいシーン以外ではまず気にならない性能。4K解像度でも、最高画質でしっかりと遊べる実力がある。

4K画質でのゲームプレイも問題なし!
今後のDXR(レイトレーシング)対応ゲームの増加にも期待

 Core i9-10900K+GeForce RTX 3080というハイスペック構成となるだけに、比較的重ためのゲームベンチでも、4K画質・高画質でのゲームプレイが快適だということが確認できた。

 こういった構成にできるのも、BTOメニューが豊富なG-Master Spear Z490のメリット。もちろんパーツは自分で自由にカスタマイズできるので、GeForce RTX 3080ではなく同3070も選ぶことができるし、CPUもCore i5-10600に変更してコスパを高めるというのもいいだろう。

 以前はNVIDIAのGeForce RTXシリーズしかDXR(レイトレーシング)に対応していなかったが、AMDのRadeon RX 6000シリーズも対応してきたため、今後、ゲームでDXRが使われることが増えてくることが予想される。

レイトレーシングの効果が分かりやすい「Bright Memory Infinite Ray Tracing Benchmark」の画面。車のガラスやボディに、周囲の景色が映り込んでいるのがわかる

 今からゲーミングパソコンを買うならこの点を踏まえ、DXR対応のビデオカードへとカスタマイズして購入するといいだろう。これできっと、5年は戦えるゲーミングパソコンとなるはずだ。

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