KDDI、au フィナンシャルサービス、auじぶん銀行の3社は30日、決済・金融サービスに関する記者説明会を開催。au PAYの最大20%ポイント還元、au PAY ゴールドカードの特典強化、auユーザーへの住宅ローン金利優遇といった、新規施策を発表した。
au PAYの20%ポイント還元は
来年3月まで対応チェーンを変えつつ展開
まずは注目のau PAYにおけるポイント還元。KDDIの「au WALLET ポイント」は、今年5月にローソンなど対応店がより多い「Pontaポイント」に統合されたが、その人気キャラクターにも絡めた「たぬきの大恩返し」という名称で、今年12月~来年3月にかけて、実施店を変えつつ展開される。
12月開催の第1弾は4つのキャンペーン。マツモトキヨシ(12月31日まで。1IDあたり1回500ポイント、期間中1500ポイントまで)、ほっともっと(12月16日まで。1IDあたり期間中1500ポイントまで)、オーケー(12月31日まで。1IDあたり1回800ポイント、期間中2500ポイントまで)の3チェーンについては20%ポイント還元。髙島屋、西武・そごう、パルコ、ユニクロ、洋服の青山などが対象となる「百貨店・アパレル・ショッピングセンター×au PAYキャンペーン」(12月31日まで。1IDあたり1回500ポイント、期間中1500ポイントまで)は10%ポイント還元となる。
「au PAY ゴールドカード」は新規入会時に
au PAYへのチャージで10%のポイント還元
続いては「au PAY ゴールドカード」の特典強化。
au PAY ゴールドカードでは、au携帯電話やauひかりなどの通信料金について、11%のPontaポイント還元が提供されているが、au PAY マーケット購入金額、au でんき利用料金、都市ガス for au 利用料金、au PAY 残高へのチャージなどでもPontaポイント還元が開始される。2021年2月の利用分から改定される。
また、12月1日以降の新規入会での利用特典として、最大6ヵ月、au PAY残高へのチャージで10%、通常のショッピング利用で5%のポイント還元など、最大2万ポイントまでのPontaポイント還元が提供される。
au携帯を家族で使っているユーザーは
auじぶん銀行の住宅ローンで最大0.1%の金利優遇
最後は、auじぶん銀行の住宅ローンでの金利を、auユーザーに対して優遇する「au金利優遇割」。来年3月1日からの開始予定で、12月1日から事前受付を開始する。
auじぶん銀行はネット完結型の住宅ローンを2015年から提供。すでに融資実行額の累計は1兆円を突破しているという。この住宅ローンの金利は変動金利が年0.41%、固定10年タイプで年0.54%(ともに2020年11月適用)だが、au携帯を家族で利用しているユーザーに対して適用される「住宅ローンauモバイル優遇割」で年0.07%引き下げ。さらに「じぶんでんき」加入者が対象の「じぶんでんき優遇割」による年0.03%も同時に適用可能であるため、合計で最大年0.1%が引き下げられることになる。
すでにauじぶん銀行の住宅ローンを借り入れ済みの利用者に対しても、来年5月31日までの申し込みで、同じく「住宅ローンauモバイル優遇割」が適用されるキャンペーンを実施する。