高機能ストレージ「Drobo」でデジタルライフをアップデート 第10回
iPhoneの機種変もこれでスムーズ!
Droboを活用してiPhoneの写真・動画データをバックアップしよう!
2020年12月01日 11時00分更新
Droboの導入はとてもシンプルで簡単!
まずは、Droboをセットアップしよう。一般的なNASはネットワークの知識がないビギナーにはハードルが高いが、Droboはセットアップも設定も非常に簡単。ネットワークだけでなくストレージに関する専門知識がない初心者でも問題なく使い始められる。
購入して使い始めるまでにすべき作業は、たったの4ステップだ。
●「Drobo 5N2」のセットアップ方法
1:ドライブの取り付け
2:配線と電源投入
3:Drobo Dashboardのダウンロードとインストール
4:必要に応じDrobo Dashboardで設定を変更
米Drobo社のWebサイト「https://www.drobo.com/start/」にセットアップガイドが用意されているので、基本的にはその手順にしたがって進めれば問題ない。ここでは各手順を簡潔に紹介しよう。
▼ドライブの取り付け
まずは、本体正面の「drobo」のロゴマークがついたフェースプレートを取り外したら(マグネット吸着式なので、指を引っ掛けて簡単に取り外せる)、HDDの上面ラベルを上にしてスロットにまっすぐ差し込む。スロットの左側にあるグレーのレバーがカチッと引っかかって固定されれば取り付け完了だ。Droboを使い始めるには最低2台のドライブが必要なので、2台以上のHDDを同様の手順で装着しよう。すべて装着したら、フェースプレートは元通りにしておく。
▼配線と電源投入
製品に同梱されているLANケーブルを、本体背面のポートと自宅のWi-FiルーターのLANポートに接続し、本体背面の電源スイッチをオンにする。初めて電源を入れると初期設定などが行われるため少し時間がかかるが、正常に起動するとドライブを取り付けたスロット横のLEDが緑に点灯する。
▼Drobo Dashboardのダウンロードとインストール
米Drobo社のWebページ「https://www.drobo.com/docs/」にウェブブラウザでアクセスし、購入したDrobo(今回は、Drobo 5N2 & Special Editions)のイラストをクリック。Windows版とMac版のダウンロードリンクが表示されるので、自分の環境にあった方をクリックして最新バージョン(執筆時はMac版が3.5.1、Windows版が3.5.0)をダウンロードし、インストールする(Mac版はインストール後に再起動が必要になる)。
▼設定の確認と変更
Drobo Dashboardを最初に起動すると製品登録画面が表示されるので、必要事項を記入して登録しておこう。続いて画面上に製品のイラストが表示されるのでそれをダブルクリック。場合によっては画面下部に「初期設定を完了中です」と表示されることもあるが、自動的に初期設定が完了するのでそのまましばらく待っていればいい。
初期設定が完了すると、薄いグレーで表示されていた画面左側の一部のメニュー項目が白い文字に変わり、各種設定を変更できるようになる。もっとも、一般家庭で使う場合はデフォルトのままでも基本的に問題ない。
ただしデフォルトだとネットワーク内のDHCPサーバー(インターネット接続用のルーターや無線LANルーターがその機能を持つ)によって、DroboのIPアドレスが自動的に設定される。IPアドレス割り当てのルールが決まっている企業ネットワークなどでは手動でIPアドレスを指定した方がよいだろう。手順は、左側のメニューから「Drobo設定」→「ネットワーク」と進み、「IPアドレスを手動で割当て(高度ユーザー)」を選ぶと設定できる。
以上でセットアップは完了! WindowsのエクスプローラーやMacのFinderを開いてみると、「ネットワークの場所」や「共有」にDroboが表示されて、アクセスできるようになっているはずだ。
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