ソフトウェアアップデートにより
Google TVの最新機能が体験できるデバイスに期待
Chromecastは、自宅にあるチューナーレスのPCモニターやプロジェクターを使って、週末などに映像コンテンツを楽しむためのシアタールームを作りたい人にもおすすめできるデバイスだ。本体が軽くてコンパクトなので、電源さえ確保できれば複数の映像機器に挿し替えながら使える。
アカウントを登録したユーザーに「おすすめ」の動画をレコメンドしたり、視聴履歴、観たいものリストからユーザーの気になるコンテンツをプッシュしてくれるアルゴリズムもよくできていて、使いやすいと思う。反面、家族が集まるリビングルームのテレビにChromecastを設置してしまうと、例えば子どもには見せたくないコンテンツも一緒に表示されて困ることがある。家族間のプライバシーも尊重しながら使えるように、マルチユーザーアカウントを登録して切り換えながら使える機能や、または一定の年齢以下の子どもには閲覧できるコンテンツを制限するペアレンタルロック機能も今後追加するべきだろう。
Google TVは近い将来にはAndroid TVを内蔵するテレビにも、そのままアップデートにより追加搭載されることになるかもしれない。同時にスマートテレビの過去の進化を振り返ってみても、リモコンや音声操作はさら良いものになるはずだ。でもきっと、Chromecastは今後もソフトウェアアップデートによりGoogle TVの最新機能がいち早く体験できるグーグル純正のスマートデバイスとして、ユーザーを飽きさせることなく楽しませてくれる魅力的なデバイスになると思う。
※この記事に使用した機器
・メディアストリーミング端末:Chromecast with Google TV(Android TV 10)
・スマートフォン:Google Pixel 5(Android 11)
・スマートスピーカー:Google Nest Audio(ファームウェアバージョン 231584)
・スマートディスプレイ:Google Nest Hub(ファームウェアバージョン 229149)