アイ・オー・データ機器は11月11日、スマートフォン(スマホ)にディスプレーやUSBデバイスを接続できるドッキングステーション「US3C-DS/SP」を発表した。直販価格は7678円。出荷開始時期は12月上旬を予定している。
本製品は、スマホ向けゲームをPCゲームのように快適に遊べるようにすることを目指したドッキングステーション。「DisplayPort Alt Mode」に対応したAndroidスマホをUSB Type-Cで本製品に接続することで、HDMIで大画面のディスプレーへの映像出力や、USB Type-A接続のマウス、キーボード、ゲームパッドなどが接続可能になる。USBデバイスの使用は、ゲームやアプリがデバイスに対応している必要があるが、スマホ画面上の仮想スティックやボタンではなく物理的なフィードバックが得られることで、ゲームにおける操作感の向上などにつながる。
また、USB Type-Cは最大7.5WのUSB Power Deliveryにも対応しているため、接続したスマホを充電することも可能。付属のACアダプターを「US3C-DS/SP」に接続して給電しておけば、スマホの充電残量を気にせずゲームに没頭できる。
ディスプレーの出力解像度は、最大3840×2160ドット/30Hzに対応。サイズは約65(W)× 59(D)×36(H)mm、重量は約130gとコンパクトなため、設置場所の自由度も高い。アクションやFPSといったスマホアプリのほか、「GeForce NOW」などのクラウドゲーミングでの利用も想定しているという。
モバイルディスプレーも同日販売
また同社では同日、15.6インチのモバイルディスプレー「LCD-CF161XDB-M」も発表した。こちらも12月上旬に出荷予定。直販価格は3万6080円。
約355(W)×224(D)×14(H)mm、重量約730gで持ち運びに適しており、解像度は1920×1080ドット、最大リフレッシュレートは60Hzに対応する。パネルには上下左右170度の高視野角なADSパネルを採用している。自立スタンドを搭載しているほか、0.5W+0.5Wのスピーカーも内蔵。
映像入力インターフェースはUSB Type-C、もしくはミニHDMI端子を備える。USB Type-Cの場合はディスプレーへの給電にも対応しているため、別途電源を接続しなくてもケーブル1本で映像出力できるようになっている。映像の諧調を調整する「エンハンストカラー」や、低解像度の映像を拡大表示した際の“ぼやけ”を低減する「超解像技術」なども搭載している。
そのほか、最大輝度は250cd/平方メートル。応答速度は21ms(GTG)、オーバードライブ2設定時で4ms(GTG)。