ヤフー・データソリューションは11月2日、「Go Toトラベル」によって旅行者は増えたのかどうかを分析したレポートを公開した。
箱根・熱海・軽井沢の3地域に注目し、ヤフーの行動ビッグデータ(検索と位置情報)分析ソリューション「DS.INSIGHT Place」に新たに追加された「カスタムエリア」「時系列キーワード」を使ってユーザーの行動変化を調べたもの。
8月・9月・10月の人の量を前年比との比較すると、今年の8月はコロナ禍の影響で来訪者の減少が見られるが、10月になると増加していることが分かり、Go Toトラベルの影響と見られる(ただし昨年の10月12日は台風の到来により極端に来訪者が減っている)。
DS.INSIGHT Placeのカスタムエリア機能は人の量だけでなく、指定した地点の来訪者の検索行動を所得した「興味関心キーワード」の分析も可能であり、そこから旅行者の行動もうかがえるという。旅行者の検索キーワードとしては、観光地に到着した旅行者は「天気」といった単語を検索することが多いが、そのユーザーが「○○ホテル」といった単語を検索するタイミングを見ると、昨年に比べて時間的間隔が短くなっているのが分かるという。ここから長期的な旅行スケジュールではなく期間限定のGo To トラベル利用に用いたのではないかと推測している。
※出典:ヤフー・データソリューション