このページの本文へ

COVID-19を乗り越えた新様式の船旅とは?

一泊二日で7食!美食の船「にっぽん丸」コロナ禍初クルーズに乗ってきた

2020年11月03日 11時00分更新

文● 長浜和也 編集●ジサトライッペイ/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

2020年の大改装で登場した「豪華船室」をチェック

 今回のプレオープンクルーズは「2020年の大改装」後の姿を初めて公開する場でもありました。この大改装では船室やメインバーを新設しただけでなく、ラウンジやカフェ、さらには船内の内装をほぼ全面的にリニューアルしています。ここからは新設された船室やメインバーをのぞいてみましょう。

 “2020年の大改装”で新設した船室のひとつである「コンセプトルーム」は、上部構造の第4甲板最前部に設けた船室。室内にはなんだかんだ言って畳にごろんとしたい日本人が喜ぶ座卓を用意した畳敷き(変形六畳)のエリアを用意しています。さらに、右舷側にはミニバーを備えたカウンター席、左舷側にはイスとテーブル、コンパクトソファーを備えたリビングエリアがあります。また、ベッドサイドには充電用のUSBポートも用意しています。

畳敷きのエリアを用意した「コンセプトルーム」

メインベットのほかに展開式ベッドを4つ備え、最大6人まで利用できます

ベッドサイドには充電用USBポート

右舷側に設けたミニバー&カウンターエリア

 2つめの新設船室「オーシャンビュースイート」はコンセプトルームの上、上部構造第5甲板の最前部にあります。ここはまさに船橋の真下で、船首側に設けた窓からの景色は船橋から見える景色とほぼ同じです。内部もベッドで目覚めた瞬間、ミニバーやリクライニングシートでくつろいでいる時など、どのよう場所からでもこの窓からの景色を十分に楽しめることを考えたレイアウトになっています。こちらもベッドサイドの充電用USBポートを用意しています。

船橋の真下に新設した「オーシャンビュースイート」は窓からの眺望が抜群

二人用船室なのでベッドは2台。こちらもベッドサイドに充電用USBポートを備えています

パウダールームには「THALGO」のアメニティーを用意

十分な深さを確保したバスタブも完備

 3つめの新設船室「ビスタスイート」は同じ名称の船室が従来からありますが、2020年の大改装で従来のビスタスイート二部屋ぶんを“ぶち抜いて”、新たに広い船室とした「ビスタスイート(プレミアム)」とも言えるような船室を追加しています。

二部屋分をひとつにして広々とした新設ビスタスイート

木部をメインに明るい色調でまとめています

船室の奥まったエリアにはパウダールームと浴室

浴室も広々

ソファーを展開すればベッドにできるので、最大3人で利用できます

 今回、筆者は1人用船室「デラックスシングル」を利用しました。料金は標準的なステートクラスと比べると“お高め”です。というのも、もともとクルーズ客船にある船室のほとんどはツイン以上となっており、おひとりさまであってもほぼ2人ぶんの料金を支払うケースが多いのです。「どうせ2人ぶん相当の料金を支払うならばグレードの高い船室を」という意味で“ソロ船旅”にとって適した船室と言えます。

クルーズ客船では少ない“おひとりさま”用の「デラックスシングル」

 上級船室だけあって、ウェルカムシャンパンにオリジナルブレンドティー、ルームデリバリー、THALGOのアメニティー、バスローブ、材質を選択できる枕、さらには双眼鏡レンタルなど、特典サービスが用意されています。2020年の大改装では、デラックスクラス船室のエリアにカードキー(乗船証カード)式のセキュリティーゲートが新設されました。

ウェルカムシャンパンとオリジナルブレンドティー

ミニバーとコーヒーメーカー、双眼鏡や空気清浄機までありました

カテゴリートップへ

もぐもぐ動画配信中!
アスキーグルメ 最新連載・特集一覧