アメリカのamazonでお買い物
もう15年以上前かな。Amazon.comで買おうとすると「日本にはAmazon.co.jpがあるのでそちらで買ってください」みたいなメッセージが出てませんでした? だから日本からは買えないんだと思ってたんですけど、ちょっと前に知り合いから「え? 普通に買えますよ?」と言われたんですよね。
で、マジですか!? とAmazon.comを見てみると、メニューにInternational Shoppingっていうのがあって、AmazonGlobalという輸出サービスをやっていると書かれているじゃないですか。対応する国と地域の中に「Japan」もしっかり入っています。すっかり情弱なワタシはこんなの全然知りませんでした。
アメリカの転送サービスなどを使う必要もなく日本の住所宛てに直接送ってくれるし、関税と税金、手数料の見積もり額をデポジットとして一緒に支払うため、表示された金額以外のお金はかからないとのこと。しかも実際の額が見積もり以下だった時は返金され、超えた時は追加料金は不要という親切っぷり。これは使わざるを得ません。
というわけで、さっそくアカウントを作ってポチってみました。
いくつか同時に購入したところ発送が2回に分割されましたが、早い方は5日で到着。遅い方でも8日で届きました。翌日とはいかないもののかなり早い印象です。
現場検証シーンのアレを購入
購入したのは刑事ドラマの現場検証シーンでおなじみの証拠品の所に置く目印のプレートと専用ケース。前から気になってたんですよね、これ。パトカーの備品にいいかなと思って。それから、ついでに立ち入り禁止のテープとロサンゼルスの地図も買いました。
こういうプレートはEvidence marker(エビデンスマーカー)と呼ぶらしいです。証拠品マーカーっていう感じですかね。
購入したのはEVI-PAQというブランドのID Tentという製品で、CUT-OUTというタイプ。左下が四角くカットされているのが特徴です。同型でカットされていないスタンダードタイプや、下のプレートがなく三角部分だけのタイプ、汚染された現場用の使い捨てタイプ、四角錐型のコーンタイプなどもありましたが、ちょっと変わってるのでこれにしました。
EVI-PAQはブランド名で、メーカーはFORENSICS SOURCE。forensicsは鑑識作業や科学捜査という意味だそうで、名前の通り、鑑識に関連するアイテムをあれこれリリースしている会社です。
ウェブサイトに銃のホルスターで有名なSafarilandグループと書かれていて、ちょっとビックリ。サファリランドはワタシが子どものころからあるメーカーなんですけど、ホルスター専業だと思ってました。ほかにもいろいろなブランドを展開しているそうで、手広くやってるんですね。
数字とアルファベットがあります
こういうのって数字だけだと思っていたんですが、アルファベットのモデルもあったので両方買ってみました。
数字は300まであって、100までは1〜20、21〜40のように20ずつ区切られたセットが用意されているほか、1〜100が全部入ったセットや、1〜60が入ったケース付きセットなどがありました。101からは101〜200、201〜300の100個ずつのセットになるようです。
どーんと300個全部買おうかとも思ったんですが、捜査機関じゃあるまいしそんなにたくさんあっても困ってしまうので、1〜20のセットにしておきました。
アルファベットはA〜Zがひとつずつの26個。数字と合わせて合計46個というのは300個に比べたら全然少ないですが、いざ届いてみたらそこそこ大人買いなことに気づきました。並べるのも大変です。
サイズは数字やアルファベットが書かれている面が縦横3インチ、平らな面が縦横1 3/4インチ。それぞれおよそ7.6cm、およそ4.4cmになります。
カット部分には目盛りがあります
カットされている部分には目盛りが付けられていて、撮影した時に証拠品のだいたいの大きさがわかるようになっています。
試しにベルギーのFN P90などで使われている5.7×28mm弾の空薬莢をマークしてみました。直径約8mm、長さ29mmというところです。実際のサイズは直径7.8mm、全長28.82mmなのでかなりいい線いってると思います。
この目盛りでちょっと意外だったのは、表記がメートル法だったこと。マーカーサイズもインチ表示でしたしアメリカのことだからてっきりインチかと思ったんですけど、なぜかMETRIC。なんでですかね。
反対側からでも見えるように、裏側にも数字やアルファベットが入れられています。三角の頂点に穴が開けられているのは、壁に取り付ける時や、屋外で飛ばされないように固定する時に使うため。また、さらに目立たせるための旗があり、それを差し込むこともできます。
数字とアルファベットの使い分けは特に決まっていないっぽいですが、たとえば数字は立体物の証拠品に、アルファベットは足跡や擦った跡など平面の証拠品にと、証拠品の種類で変えたりするみたいです。
保護能力が高そうな専用ケース
専用ケースの大きさは26×15×11.5cmぐらい。詳しいスペックが見つけられなかったんですが、10 1/4×6×4 1/2インチなのかな。
ケースの周囲はカメラバッグのようなクッション材が入っていて、厚さが1.2cmぐらいあります。1/2インチですかね。保護能力はかなり高そうで、ちょっとオーバースペックじゃないのと思うぐらいです。
これならパトカーのトランクに入れておいても破損するようなことはないので、以前買ったカラーコーン(第235回「パトカーに乗っているので、それに似合うカラーコーンを輸入しました」)と一緒に入れておこうと思います。
あ、Amazon.comが使えるならカラーコーンもAmazonで買えば楽だったなぁ。
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