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ハイエンド向け「Lineage」シリーズのベーシックモデル

ナイコム、GRADOのMI型レコードカートリッジ「Statement3」発売へ

2020年10月30日 17時30分更新

文● ASCII

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「Lineage(リネージュ)」シリーズの最新モデル「Statement3(ステイトメント3)」

 ナイコムは、米GRADO(グラド)のMI型フォノカートリッジのハイエンド向け「Lineage(リネージュ)」シリーズの最新モデル「Statement3(ステイトメント3)」を11月6日より発売する。価格は39万6000円で、ステレオ用とモノラル用の2タイプをラインアップする。

 GRADOは2020年よりフォノカートリッジのラインアップを見直し、エントリー向けの「Prestigeシリーズ3」、新たなミッドレンジ向けとしてStatementとReferenceの両シリーズを統合した「Timbreシリーズ」、そしてGRADOのフラッグシップクラスの製品をラインアップする「Lineageシリーズ」の3シリーズにて展開。

 ハイエンド向けのLineageシリーズは、最高峰のGRADOシグネチャーサウンドを提供するために、厳選のマテリアルとGRADOの持つ全ての技術を結集。CEO兼同社最高エンジニアのJohn Grado氏が自ら組み立てて至極の製品に仕上げた、フラッグシップクラスの製品をラインアップする。

 Statement3は、GRADO MIフォノカートリッジのLineageシリーズのベーシックであり、新たな技術で全てに見直しを施した最新モデル。新しいコイル巻線技術と再設計の4つのコイル、高精度のダイヤモンド針やボロンカンチレバーなど、最新の超低質量発電システムがジャラン製ハウジング内で調和し、驚くほどに緻密でパワフルなサウンドを再生するとしている。

 ハウジングに硬化処理を施した豪州産ジャラ材を使用し、安定したトラッキングを可能にする、質量分布を最適化したハウジング設計を採用した。共振低減のため、発電システムと針をモジュール化してハウジング内に搭載。ボロンカンチレバーを搭載するFLUX-BRIDGER設計を採用し、全帯域で優れたバランスを実現するという。

 新たなコイル巻線技術と新設計の4コイルユニゾンで、正確なL/Rバランスで再生できるほか、4段階のシールド処理により、高精度の信号伝送を実現。さらに、L/Rバランスの最適化を実現するツインマグネットシステムを搭載する。

 低ノイズ仕様のフォノステージで最大限のダイナミクス性能を発揮するという1.0mV出力をサポート。高精度加工の楕円形ダイアモンド針を採用する。

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