miniも登場! iPhone 12、ASCII徹底大特集 第35回
デザイン、カメラ、5Gと進化が大きく、iPhone 12 Proの良さはまだ満喫しきれていない
2020年10月26日 12時00分更新
久しぶりの感覚があるiPhone 12のデザイン
今回はカバー無しで楽しみたい
iPhoneは、iPhone 3Gの発売以来、ほとんどの機種を使っている。
今回のiPhone 12 Proに触れた最初の感想は、側面を断ち落としたようなフラットなデザインの懐かしさだ。「久しぶりに、このデザインが返ってきた」という感じを受ける。
しかも、このデザインとさらなる狭額縁化によって、iPhone 11と同じ6.1型ディスプレイを搭載していながらも、横幅は4mm小さくなり、厚みは11%減、体積も15%減、そして、重量は16%の軽量化をしており、より持ちやすいサイズになっている。しばらく、iPhone 11 Pro Maxを使っていたから、持ちやすさの差をさらに強く感じる。フラットな側面は小型化にも大きく貢献している。
ガラスとフレームの間には段差もなく、ステンレススチールの筐体は持ったときの所有感の高さを感じることができる。これも最初に感じた強い印象のひとつだ。
個人的な話だが、かつてiPhone 7を買い替えたときの理由が、落下によるディスプレイの破損だったことから、それ以降、買い替えの条件には、使い始める時点で落としても本体に影響がないように、必ず頑丈なカバーを着けることが「家庭内ルール」として設定されており、それが所有するiPhoneの重量増やサイズ増にもつながっていた。
だが、iPhone 12 Proは、ガラスにCeramic Shieldを採用するなどの工夫で、耐落下性能は4倍に向上しているというのがアップルの説明だ。今回はその所有感を楽しむためにも、長年の「家庭内ルール」を終わらせて、カバーをせずにそのまま持ち歩きたい。
実は筐体の質感の高さに驚く前に、小型化した本体パッケージにも驚いた。半分以下の容積になっているからだ。これだけ小型化した理由は、電源アダプタとEarPodsを、同梱しなくなったのが理由だ。iPhoneやiPadを買い替え続けている人にとっては、これらの付属品が余ってしまい、不要になることが多い。そうした状況を捉えた措置がなされている。
アップルでは、「パッケージを小型化することで、工場から一度に出荷できる箱の数が増える。これにより、毎年45万台の車を道から減らすのと等しい炭素排出量を削減できる」と説明している。一方で、新たに用意されたMagSafe充電器(税抜4500円)による高速充電も可能になっており、これを利用するのも便利だ。
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