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after/withコロナの新しいイベントの形を提案!空き情報配信サービス「VACAN」を使い、桐生市有志団体「Sukiryu」が実証実験

株式会社バカン
2020年10月23日

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株式会社バカン
AIとIoTを活用してあらゆる空き情報を配信するスタートアップ、株式会社バカン(東京都千代田区、代表取締役:河野剛進)と群馬県桐生市の商店街らでつくる市民有志団体「Sukiryu(すきりゅう)」は2020年10日25日、低速電動コミュニティバス「MAYU(まゆ)」を活用した実証実験をおこないます。今回の検証は、バカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン)」とオープン型バスであるMAYUの開放空間を生かすことで、「密」を回避した新しい形の飲食イベントの可能性を検証するものです。




■今回の検証について
 今回の検証では、店舗とは異なるオープン型のコミュニティバスで飲食イベントを開催し、その場のリアルタイムな混雑状況を配信することで、より密になりにくいイベントの形を提案します。
 本検証はバカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN」と低速電動コミュニティバス「MAYU(まゆ)」を利用しておこなわれます。今回の検証では混雑情報を見られる専用ページを用意し、そこにPCやスマートフォン等でアクセスすることで、MAYU内の混み具合を確認することができます。モビリティ内の混み具合の情報は、担当者がボタン型の専用機器を操作することで更新します。表示は、「空きあり」「やや混雑」「満」の3段階です。専用機器は、3つのボタン(「空」「やや混雑」「満」)がついており縦約10cm×幅約6cmほどの大きさで、単独で通信ができ、電源コードを刺すだけで使用できます。 なおVACANを用いたモビリティ内の混雑の可視化は今回が初めての取り組みとなります。

■本実証実験の背景
 コロナ禍においては、感染拡大防止のために人と人との間に距離を確保する社会的距離(ソーシャルディスタンス)などが求められます。これは商店街や公共施設などでも例外ではなく、既に桐生市でもパーテーションの設置や換気、消毒の実施など対策を重ねてきました。また街をあげてコロナ対策をおこなうべく同市では市民有志団体「Sukiryu」を発足させ、VACANを活用し広範なエリアにわたり「密」を可視化・情報配信する仕組みの構築をおこなってきました。
 現在桐生市では、117か所のお店・施設などでVACANが導入されており、街をあげての「密」可視化に取り組んでいます。利用されている方からも「混雑状況が分かるので並ばずに入店できた」と言った声が聞かれます。また2020年9月19日から、政府がイベントの人数制限緩和を打ち出すなど、コロナ対策についてもafterコロナ / withコロナを見据えた取り組みが徐々に求められるようになってきています。
 そういった背景を踏まえ、今回は新たな取り組みとしてMAYUを生かした新たなイベントの形を提案します。開放的な空間であるMAYUと、リアルタイムな混雑情報を把握できるVACANを組み合わせることで、参加される方が安心して楽しめる新しい形のイベントを目指します。

■桐生市における取り組みについて
 現在、導入施設数は117か所であり、飲食店などの民間施設や公共施設などの62か所導入されているだけでなく、55か所の避難所にも導入されています。これにより日常の利便性の向上に加え、災害時に住民の方の安全を守る役割も担います。また導入施設の中には、ネットから10分間座席を事前予約できる「10分キープ」機能も活用している飲食店もあります。10分キープの導入を他施設でも進めることで、待ち時間の無い街の実現も見据えます。

※11月以降に申し込みの場合は下記の料金体系になります
・IoTボタンプラン(物理的なIoTボタンを使って空き/混雑情報を更新するプラン):初期費用10,000円(税抜)、月額980円(税抜)

■Sukiryuについて
Sukiryuは、 コロナ禍でも桐生に安心して訪れていただける環境の実現を目指す有志団体です。 商店街やまちづくり団体らで構成されます。

■株式会社バカンについて
代表取締役:河野剛進
設立:2016年6月
HP:https://corp.vacan.com
本社:東京都千代田区永田町2丁目17−3 住友不動産永田町ビル2階
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。IoT、AIを活用してあらゆる空席情報を収集し提供。レストラン街やカフェ、トイレ、会議室、社員食堂などの空き状況をセンサーやカメラで自動検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信するサービスを提供しています。

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