東京地下鉄(東京メトロ)は10月12日、65歳以上の利用者を対象とする前売り券「シニア東京メトロ24時間券」(以下、シニア24時間券)を発売すると発表した。販売期間は10月15日~2021年1月3日まで。本施策は、東京メトロでは初の試みだという。
シニア24時間券は、東京メトロ定期券うりば(中野駅、西船橋駅および渋谷駅を除く)において3万枚限定で発売する。価格は通常の東京メトロ24時間券よりも100円お得な500円で、ひとり5枚まで購入できる。支払い方法は現金のみ。
シニア24時間券の有効期限は2021年3月31日まで。有効時間は使用開始から24時間。本券を利用する場合は、必ず運転免許証や健康保険証などの本人確認書類を携帯し、駅係員から提示を求められた場合は提示する必要がある。
有効期限内で使用開始前のものに限り、1枚あたり220円の手数料で、東京メトロ各駅および各定期券うりばで払戻しも可能だ(日比谷線北千住、中目黒、中野、西船橋、代々木上原、和光市、半蔵門線・副都心線渋谷および目黒の各駅と、中野、西船橋および副都心線渋谷の各定期券うりばを除く)。
シニア24時間券の利用者は、「六義園」や「旧岩崎邸庭園」などの観光スポットをはじめとした、都内の博物館や美術館、飲食店などで割引やプレゼントなどの特典が受けられる「CHIKA TOKU」のサービス対象となる。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間変更や事前の日時予約制など、通常とは異なる体制で営業している施設があるため、各施設の公式ホームページなどで最新情報を確認してほしい。