ファーウェイ通信 第132回
スリープ中の常時表示機能やマルチウィンドウ機能が強化
独自UI「EMUI 11」により、さらに進化したファーウェイ製スマホの機能を見る
2020年10月23日 11時00分更新
スリープから復帰させることなく、
スマホで時間や通知を確認できる「常時表示」の強化
EMUI 11で進化した便利な機能として、まずは「常時表示」(Always On Display)の強化を挙げたい。常時表示は端末がスリープ状態でも、ディスプレーを点灯して、日付や時刻、各種通知などの情報機能を表示できるというもの。ともすると、バッテリー消費が進むのではないかというイメージも生じるが、HUAWEI P40 Pro 5Gのように高性能なOLEDパネルとの組み合わせであれば、書き換えの頻度が少ないことで、電力消費は極力抑えられている。
まず、表示モードが「タップして表示」「時間帯指定」「終日」の3種類から選ぶことが可能。自分の使い方に合わせて、最適なものを選択しよう。
また、EMUI 11では表示スタイルに「アーティスティック」が追加された。その名のとおりに、さまざまな図形やカラーを組み合わせたクールなデザインが魅力。配色を指定することもでき、表示する項目は「時刻」以外に、「日付」や「通知とバッテリー残量」も選択可能だ。このあたりも好みでうまく設定したい。
マルチウィンドウ+フローティングウィンドウで
同時に3つのアプリを利用することも可能
スマホの大画面化により、同時に複数のアプリを操作する使い方も一般的になってきたが、EMUI 11の「Smart Multi-Window」では最大3つのウィンドウでアプリを利用できるようになった。具体的には、縦画面時の縦方向でのディスプレーの2分割に加えて、それに重なるようにして表示できる、フローティングタイプのウィンドウでの3つだ。フローティングタイプのウィンドウはサイズの変更が可能。複数のアプリを横断して利用するときに重宝する機能だ。
細かな部分では、着信音とバイブレーションが連動する「Synchronised Vibrations」が追加された。音の大小や高低に合わせた振動パターンとなるため、相手ごとに着信音を変えていて、ポケットに端末に入れているときなど、誰からの着信なのかがよりわかりやすくなっている。
MateBookの画面上にスマホのアプリを複数同時に表示し、
PCからの操作やテキスト入力も可能
PCとの連携機能である「マルチスクリーンコラボレーション」もEMUI 11によって進化している。「Huawei Share」で接続した「HUAWEI MateBook」シリーズの画面上に、スマホ側の画面を最大3つまで同時表示できるようになったのだ。スマホ用のSNSアプリやメッセンジャーを同時に複数起動してコミュニケーションを取ったりするなど、使い方の幅はさらに広がりそうだ。
標準アプリの進化では、「メモ帳」のカメラを利用したスキャン機能が強化。カメラで撮影したりギャラリーから読み込んだ画像に写った文字をテキスト化し、メモ帳に取り込むことが可能になった。日本語にも対応しており、紙資料やチラシ、ショップカードなどの内容を手軽にデータ化できる。
同じく標準アプリの「ギャラリー」は、写真の一覧表示がより見やすくなった。「写真」タブで表示している時に2本指でピンチイン/アウトすることで、日/月ごとの表示切り替えができる。膨大な撮影画像の中からお目当ての写真を探し出す際に便利だ。

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